FRAIMが契約業務プラットフォームLAWGUEのMCPサーバーを提供開始
契約業務プラットフォーム「LAWGUE」を提供するFRAIM株式会社は、2026年9月1日に同サービスのMCP(Model Context Protocol)サーバーの提供を開始した。これにより、利用者が普段使用している生成AIの画面から、LAWGUE内に蓄積された自社契約データの検索や分析、レビュー、修正などの操作を行えるようになる。
汎用AIとの共存を目指す開発背景
多くの業種で生成AIの利用が広がり、契約業務における活用も一般的になりつつある一方、汎用的な生成AIは個々の企業が過去に判断してきた履歴などのナレッジを保持していない点が課題とされていた。企業の判断履歴は過去に締結した契約書や修正コメントなどに分散しており、契約業務における重要な情報資源となっている。
これまでFRAIMはLAWGUEの機能を通じてナレッジ活用を支援してきたが、現場で生成AIの利用が定着するなか、使い慣れた生成AIから一連の作業を実行できる環境が求められていた。同社は汎用AIと競争するのではなく共存して契約業務の効率化を進めるため、今回のMCPサーバー提供に至ったとしている。
構造化データと機能連携による作業効率化
利用中の生成AIにLAWGUEのMCPサーバーを接続することで、自然言語の指示を通じて、過去の交渉履歴やコメントを踏まえた契約書のレビューや修正、関連情報の検索などが可能となる。

一般的なストレージサービスとの接続と異なり、LAWGUE上の文書は契約類型や当事者が自動判定され、条項単位で構造化されている。さらに類似条項の検索や突き合わせ比較といったLAWGUE自体の機能をAIが呼び出せるため、ファイルを個別に読み込む方式と比べて短時間かつ少ないトークン消費量で処理できるという。
現時点で接続に対応している生成AIは以下の通り。
- Claude Cowork / Claude Code
- Microsoft 365 Copilot / Microsoft 365 Copilot Cowork
- ChatGPT / OpenAI Codex
- Gemini / Google Antigravity
今後の展開と代表コメント
FRAIM代表取締役社長の宮坂豪氏は「専門サービスと汎用AIは、競う関係ではなく、組む関係」とした上で、両者をつなぎ契約業務の新しいあり方を形にしていくと述べている。
同社は今後、LAWGUEを契約業務の依頼受付からレビュー、締結までを一気通貫で束ね、人間だけでなくあらゆる生成AIから等価に活用できる基盤として提供していく方針を示している。
LAWGUEのサービス概要
LAWGUEは、契約書の作成・レビューから締結後の管理まで、契約業務のライフサイクル全体をAIで支援するクラウド型プラットフォーム。主な特徴や情報は以下の通り。
- 過去文書のアップロードによる自社ノウハウのデータベース化
- AIを活用した検索機能や体裁の自動補正
- 契約書のほか、規程類や仕様書などの文書業務にも対応
- サービスサイト:https://lawgue.com/
本記事はFRAIM株式会社の発表をもとに作成。
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