chom、循環型梱包ボックスLoopletをナナナナ祭2026で一般向けに初公開
株式会社chomは、アパレル物流向けの再利用可能な梱包ボックス「Looplet(ループレット)」を、2026年7月10日から12日に100BANCHで開催された「ナナナナ祭2026」で一般向けに初公開した。同社はアパレル物流で使用される使い捨て梱包資材の削減と、倉庫や店舗で働く人の作業負担軽減を目指して開発を進めている。会場では、実際の使用を想定した製品の展示や、店舗バックヤードの業務を模した体験型展示が行われた。
積み重ねたまま取り出せ、返送時は約7分の1に圧縮

Loopletは、アパレル物流における梱包、輸送、保管、商品探し、補充、返却・再利用という一連の工程での循環利用を想定して設計された梱包資材である。同社は2025年の同イベントで折りたたみ機能のない初期プロトタイプを公開しており、約1年をかけて素材や構造の改良を重ねてきた。
現在の設計では、上部から商品を入れられるほか、複数段積み重ねた状態でも前面から中の商品を取り出せる構造を採用している。これにより、輸送時だけでなく店舗到着後のバックヤードでの保管や補充作業への活用も見込む。また、使用後は折りたたむことで、返送時の容積を使用時の約7分の1に縮小できる。


展示会場では、3日間限定の架空のショップ「ナナブンノイチ」を開設し、来場者が積み重ねられたLoopletから指定の洋服を探す体験企画が実施された。一般的な箱のように上部の箱を動かすことなく、前面から商品を取り出せる利便性を伝える場となった。

会期中に行われた来場者164名を対象とするアンケートでは、一般来場者から売れ残った洋服の行方や過剰包装、環境配慮の取り組みといった課題への関心が示された。また、アパレル店舗や倉庫での勤務経験者からは、商品探しや開梱作業、資材処理、狭いバックヤードでの作業負担といった現場の課題が挙げられたとしている。
実物流での実証実験を進め循環の仕組み構築へ

同社は今後、アパレル企業や物流関係者との連携のもと、サンプル提供やモニター利用、実際の物流環境におけるPoC(実証実験)を進める予定である。現場の作業負担軽減や輸送の安全性、環境負荷低減と経済合理性の両立、回収・再利用の仕組みなどを検証していく。

代表取締役の野崎絵未里氏は、使い捨てが主流だった物流の中に循環させる選択肢をつくりたいとし、企業や物流会社とともに新しい仕組みづくりを進めたいとしている。
株式会社chomの概要

野崎絵未里氏が代表取締役を務める株式会社chomは、循環型物流に向けた資材やサービスの開発を手がけている。
- 企業名:株式会社chom
- 代表者:代表取締役 野崎絵未里
- 設立:2024年12月
- 事業内容:循環型物流に向けた物流資材・サービスの企画、開発、提供
本記事は株式会社chomの発表をもとに作成。
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