ダイヤトレンド、EnGenius製品の一次代理店契約締結 9月1日より取り扱いへ
産業用ネットワーク機器を手がけるダイヤトレンド株式会社は、グローバルネットワーク機器メーカーのEnGenius Networks Japan株式会社と一次代理店契約を締結しました。西日本エリアおよびFA・鉄道交通分野を対象に、2026年9月1日より「EnGenius」ブランド製品の取り扱いを開始します。あわせて、同エリア・分野におけるSIerや販売代理店への供給および技術サポート体制を構築していく方針です。
提携の背景とエッジAIカメラ需要の高まり
Market Research Future社の調査によると、世界のAIカメラ市場は2026年の167億4,000万米ドルから2035年には558億8,000万米ドル(年平均成長率14.3%)へ成長すると予測されています。また、クラウドベースのネットワーク市場も2027年まで年平均成長率20%を超える成長が見込まれており、国内の産業界でも人手不足への対応や安全管理の自動化、現場DXが求められています。
こうしたなか、通信往復を介さず現場でリアルタイム解析を行うエッジAIカメラへのシフトが進んでいます。ダイヤトレンドは、自社製品や三菱機器などのFA機器供給に加え、総合的な産業用AIソリューションを提案・構築するため、今回の提携に至ったとしています。
基本機能は月額不要 エッジAI処理と自社機器連携が特徴
EnGenius製品は、機器購入のみで基本機能(ベーシックライセンス)を利用できる買い切りモデルを採用しており、月額ランニングコストなしで導入できます(高度なAI検索やアラート機能などは有料ライセンスおよびトークン対象)。カメラ本体側で解析を完結させて検知データのみを送信するため、ネットワーク帯域の消費を抑えられます。
また、ダイヤトレンドが展開するDC対応PoEスイッチと組み合わせることで、FA・産業現場のDC電源環境へのワンストップ導入が可能です。「AI-NVS」を活用することで、既存のIPカメラ設備を活かしたままAI解析能力を後付けする構成にも対応します。主要製品は主に台湾およびベトナムの工場で製造されています。
EnGenius Networks Japan代表取締役社長の佐藤氏は、「月額コストや帯域課題に悩む日本の製造・インフラ・建設など多様な現場に対し、ダイヤトレンド様とともに『基本機能が月額無料の買い切り型AIカメラ』という最適な選択肢をお届けし、現場のDX推進を力強くサポートしてまいります」とコメントしています。
導入実績と今後の製品展開予定
EnGeniusの製品群は、台湾の大手コンビニエンスストアチェーン全店舗規模のネットワーク基盤として導入されているほか、国内イベント「Interop Tokyo 2025」において特別賞を受賞しています。ユースケースとしては、建設現場でのヘルメット未着用検知や、ビル・マンションでの共連れ進入監視などが挙げられています。
取り扱い対象はEnGeniusのAIカメラおよびネットワークインフラ機器全般、Proライセンス、AIトークンで、2026年9月1日より順次供給を開始します。新製品のリリース予定は以下の通りです。
- アクセスポイント・無線機器
- EOC610(新発売)
- EOC655-C18(新発売)
- ECW560(2026年10月リリース予定)
- ECW510P(2026年11月リリース予定)
- ネットワークスイッチ
- ECS5828P(2026年10月リリース予定)
- ECS8830F(2026年10月リリース予定)
- ECS8854F(2026年10月リリース予定)
- カメラ・AI関連機器
- ECC100Z(2026年11月リリース予定)
- ECC120Z(2026年11月リリース予定)
なお、製品発注から納品までのリードタイムは通常3〜4カ月程度とされています。
- 社名:ダイヤトレンド株式会社
- 本社所在地:大阪府大阪市北区大深町3−1 グランフロント大阪タワーB 28F
- 代表者:宮下 清哉
- 設立:1971年
- 事業内容:三菱電機機器販売(特約店)、ネットワークソリューション機器販売
本記事はダイヤトレンド株式会社の発表をもとに作成しました。市場予測データはMarket Research Future社の調査結果に基づきます。
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