EQUES 製薬QA向けQAI Checkerに根拠マーカーなど3つの新機能
株式会社EQUESは、製薬品質保証(QA)向けAI文書チェックシステム「QAI Checker」において、2026年8月31日に新機能をリリースした。
今回のアップデートでは、検出結果の確認や判断にかかる時間を短縮するため、「根拠箇所マーカー」「齟齬スコア」「齟齬点検Agent版」の3つの機能が追加された。同システムは2週間の無料トライアルも提供されている。
検出後の確認作業を効率化する3つの新機能

新たに追加された「根拠箇所マーカー」は、齟齬と判定された根拠となる記述を文書上でハイライト表示する機能である。承認書や手順書のどの記載を比較した結果かが明確になり、原文を確認する手間の削減やレビュー記録の説明性向上につながる。

「齟齬スコア」は、抽出された各箇所について齟齬である可能性の高さをAIがスコア化して提示する機能だ。確認すべき箇所に優先順位を付けられるようになり、重要度の高い指摘から効率的に着手できるようになる。

「齟齬点検Agent版」は、より幅広い形式の文書や入力に対応できるよう設計が見直されたエージェント方式の点検機能である。社内の研究開発知見を実装し、従来はマッチングが難しかったケースへの対応幅を広げている。
文書チェックにおけるレビュー負担の軽減が背景
医薬品製造においては、承認書と製造手順書などの多数の文書間で記載内容が整合していることが求められる。QAI Checkerはこれまでも文書レイアウトを解析し、数値の相違や工程の抜け漏れ、表現の不一致といった齟齬を段落単位で自動抽出してきた。
しかし実際の運用では、抽出された候補のうちどれから確認すべきか、なぜその箇所が齟齬と判定されたのかを担当者が読み解く作業が残されていた。今回の機能追加は、検出後のレビュー作業における担当者の負担を軽減することを狙いとしている。

製薬QA業務を一気通貫で支援する今後の展望
EQUESは製薬QA業務に特化したAIプロダクト群「QAIシリーズ」として、文書自動生成を行う「QAI Generator」と文書チェックを行う「QAI Checker」を展開している。今後も現場の利用状況を踏まえた機能改善を継続し、文書作成から点検までを一気通貫で支援できる体制を目指すとしている。
株式会社EQUESの概要
EQUESは、東京大学松尾研究室発のAIスタートアップである。
- 会社名:株式会社EQUES
- 設立:2022年2月
- 代表者:代表取締役 岸尚希
- 本社所在地:東京都文京区本郷3-30-10 本郷K&Kビル2F
- 拠点:北海道札幌市
- 主な事業内容:伴走型AI開発、製薬AI事業、エネルギーAI事業、AIコンサルティング、生成AI・LLM・AIエージェント開発
- 公式サイト:https://eques.co.jp
本記事は株式会社EQUESの発表をもとに作成。
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