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テクバン、テスト工程支援STEMS AIを2026年9月1日より提供開始へ

テクバンは、ソフトウェア開発におけるテスト工程の品質向上と生産性向上を支援する新サービス「STEMS AI」を、2026年9月1日より提供開始すると発表した。テスト計画から品質分析までのプロセスを7つのフェーズに分け、AIが担う領域と人が判断・承認する領域を明確に切り分けながらテスト業務全体を支援する。システム開発の大規模化や高度化に伴う工数の増加、品質確保、人材不足といった課題の解決を目指す。

7つのフェーズでAIと人の役割を分担

STEMS AIは、属人化しやすいテスト活動を標準プロセスとして体系化した、テクバン独自のメソッド「STEMS」をAIに実装したサービスである。要件定義書や仕様書、設計書を起点として、テスト観点の抽出からテスト設計、手動テストケースおよび自動テストスクリプトの生成、テスト実行の制御、品質分析までを一貫して支援する。

テスト工程は7つのフェーズに分類されており、AIの対応レベルや人とAIの作業分担が定義されている。テストの要否判断や重要度の設定、リリース可否の判断など責任を伴う意思決定は人が行い、AIは分析と成果物の作成を担当する。

  • テスト計画:AIが過去データの集計・分析や計画資料のドラフトを作成し、人がテスト方針・スコープ・体制を決定する(一部対応可能)
  • テスト分析:AIが30のテスト観点に基づく観点抽出や仕様の曖昧点・矛盾の検出を行い、人が抽出結果の妥当性をレビューする(対応可能)
  • テストアーキテクチャ設計:AIがテストレベルやテストタイプへの割付案を作成し、人がテストの要否判断や重要度付けを行う(一部対応可能)
  • テスト設計:AIが観点ごとの適用技法の提案とテスト条件の設計を行い、人が設計方針を確認する(対応可能)
  • テスト実装:AIが手動テストケースや自動テストスクリプトを生成し、人がサンプル抽出によるレビューを行う(対応可能)
  • テスト実行:AIが自動テストの実行制御や結果のトリアージ、失敗要因の一次分析を行い、人が重要度に応じた結果確認と最終判定を行う(人の確認必須)
  • 品質分析:AIが品質指標の集計や傾向分析、改善に向けた示唆の提示を行い、人が分析結果の妥当性確認とリリース判断を行う(人の確認必須)

AIと専用ロジックの併用や部分導入に対応

STEMS AIは、AIによる提案に加え専用ロジックによる生成を組み合わせることで、組み合わせテストの網羅性を担保する。生成AIの出力のみに依存せず、網羅性の根拠を示しながらテストケースを作成できる設計となっている。

また、テスト分析のみやテスト実装のみといったフェーズ単位での部分導入にも対応しており、既存の開発プロセスを大きく変更することなく工数がひっ迫している工程から段階的に導入できる。各フェーズの成果物は日本語で出力され、判断理由が併記されるためプロセスの可視化が可能であるほか、テストケースの記述粒度を実施者のスキルレベルに応じて調整できる。

各工程における想定工数削減効果

テクバンは、STEMS AIの導入によって生まれた余力をテスト範囲の拡大や追加検証に活用することで、開発コストを増やすことなくテストの網羅性と品質の向上を図るとしている。同社が公表した各工程における想定工数削減率は以下の通りである。なお、これらは同社による想定値であり実績値ではなく、インプット資料の整備状況や対象システムの特性、自動化の適用範囲によって変動するとしている。

  • テスト分析〜テスト実装(観点抽出・設計・ケース作成):30〜50%
  • テスト実行(自動化済み範囲の実行と結果確認):40〜60%
  • 品質分析レポート作成(集計・作図・報告資料作成):50〜70%

テクバン(代表取締役 社長執行役員:高松睦夫、※高は梯子高)は1996年設立のシステムインテグレーションやAI・セキュリティサービスなどを手がける企業である。独自のテストメソッドとAI技術の融合により、開発現場における品質向上と生産性向上の両立を支援する方針を示している。

  • サービス名:STEMS AI
  • 提供開始日:2026年9月1日
  • 対象:ソフトウェア開発を行う企業の開発部門・品質保証部門
  • 価格:対象範囲・規模・期間に応じた個別見積もり
  • 本社所在地:東京都港区海岸3-20-20 ヨコソーレインボータワー4階
  • 資本金:100百万円

本記事はテクバン株式会社の発表をもとに作成。

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