YORISOIが日米中の統計を分析 職種や産業の変化を3軸で独自算出
株式会社YORISOI(東京都渋谷区、代表取締役:竹原 甲斐斗)は、日本・米国・中国の公的統計および求人サービスの公表資料を用い、職種や産業の変化を「過去・現在・未来」の3軸で分析した結果を発表しました。

公表された人数や構成比から、産業別の就業構成の変化、求人への関心の変化、将来の労働需要に対する供給割合を独自に算出しています。同社は分析結果をもとに、求職者のキャリア選択と、企業や人材紹介会社の採用戦略に必要な視点を整理しました。
過去の推移:産業別雇用と中国の第3次産業比率

厚生労働省の「令和7年版 労働経済の分析」によると、日本の雇用者数は2015年から2024年にかけて情報通信業で36%、医療・福祉で18%増加した一方、建設業では4%減少しました。
中国の国家統計局による経済センサスをもとに同社が再計算したところ、第2・第3次産業の法人単位従業者数に占める第3次産業の構成比は、2018年末の55.0%(従業者数21,067.7万人/全体38,323.6万人)から、2023年末には61.7%(従業者数26,468.9万人/全体42,898.4万人)へと約6.7ポイント上昇しました。なお、中国の数値は第2・第3次産業の法人単位が対象であり、個人経営者等を含む全国の就業者総数とは異なり、個人の転職先を追跡した結果でもありません。

現在の傾向:AI関連求人のクリック先と事務職の検索条件

Indeed Hiring Lab Japanの公表資料によると、日本でAI関連の仕事を検索した後にクリックされた求人の職種構成は、テック職が2023年の66.2%から2026年1〜6月には35.4%へと30.8ポイント減少しました。一方で、マーケティング、教育、事務などを含む非テック職は33.8%から64.6%へと30.8ポイント増加しています。このクリック構成には求人側の変化も影響し、応募者数や採用人数を表すものではないとしています。
また、求人ボックスの2025年検索データでは、「事務」「正社員」と併せて検索された条件の上位は、1位が「土日休み/土日祝休み」、2位が「未経験」、3位が「在宅勤務/リモート」でした。
未来の推計:2040年の労働需給と米国の雇用予測
経済産業省の「2040年の就業構造推計(改訂版)」をもとに「2040年の労働供給÷2040年の労働需要×100」で算出した供給充足率では、職種による差が示されました。十分な国内投資や産業構造転換などを前提としたシナリオにおいて、AI・ロボット等の利活用を担う人材は需要782万人に対して供給443万人で充足率56.6%、生産工程従事者は需要731万人に対して供給525万人で充足率71.8%、事務職は需要1,039万人に対して供給1,476万人で充足率142.1%となっています。生産工程従事者は、2022年の基準値(835万人)から需要が約12.5%減少する想定ながら、供給との差は206万人下回る試算です。

米国労働統計局の2025〜2035年雇用予測では、全職種の雇用増加率が3.5%であるのに対し、医療支援職は13.3%、コンピューター・数学関連職は7.3%増加し、事務・管理支援職は4.0%減少する見通しとなっています。同社は、米国の予測をそのまま日本の採用市場に当てはめることはできないとしています。
YORISOIが整理する採用戦略と求職者支援の視点
YORISOIは分析を踏まえ、需要と供給を併せて確認すること、職種名から実際の業務や必要な技能への理解を深めること、仕事の将来性と本人が続けられる条件を照合することの3点を重視するとしています。
採用代行・RPOサービスにおいては採用要件と求人情報の継続的な見直しを挙げ、AIを原稿作成や情報整理に活用しつつ事実確認や説明は人が責任を持って行う重要性を指摘しました。また、人材紹介事業では求職者の経験を別の職務でどう活かせるかを説明する力が必要であるとしています。
会社概要

- 会社名:株式会社YORISOI
- 代表者:代表取締役 竹原 甲斐斗
- 所在地:〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目23番14号 リージャス渋谷公園通りビル5F
- 資本金:950万円
- 事業内容:人材紹介、採用代行(RPO)、人材紹介会社向け集客支援、メディア運営
- 公式サイト:https://yorisoi-hr.com/
本記事は株式会社YORISOIの発表および各公的機関・調査元の公表情報をもとに作成しました。
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