アティエーラとりゅうせき、微細藻類の培養や低炭素油脂活用に向けた協業検討の覚書を締結
沖縄県国頭郡恩納村に本社を置くアティエーラ株式会社と、沖縄県浦添市に本社を置く株式会社りゅうせきは、微細藻類の培養や生産、低炭素油脂の活用などに向けた覚書を締結しました。両社は微細藻類由来の低炭素油脂の燃料用途や産業用途、沖縄県内の地域資源の有効利用および循環利用に関する将来的な協業可能性を検討します。
アティエーラ株式会社は、微細藻類バイオプロダクション技術を活用し、持続可能な航空燃料であるSAF向けの持続可能かつ価格競争力のある低炭素原料油の生産を目指しています。今回の覚書に基づき、両社は沖縄県内の地域資源や既存インフラを活用した微細藻類生産および低炭素原料の供給可能性について検討を進めます。
協業検討の背景と今後の展開
航空業界の脱炭素化に向けてSAFの供給拡大が求められる一方、持続可能かつ価格競争力のある原料の確保は普及における重要な課題の一つとなっています。
沖縄科学技術大学院大学(OIST)発のスタートアップであるアティエーラ株式会社は、微細藻類を活用したバイオプロダクションプラットフォームの開発を進めています。低炭素油脂をSAF原料をはじめとする幅広い用途へ活用することを目指し、培養から油脂生産までのプロセス最適化や生産効率の向上に向けた技術開発と評価を実施しています。
今回の協業を通じ、アティエーラ株式会社の微細藻類生産技術と、株式会社りゅうせきが沖縄県内で有するエネルギー事業の知見や事業基盤を組み合わせ、地域に適した低炭素原料の生産および利用モデルを検討します。今後は技術評価や情報交換を進めながら、地域資源や既存インフラの活用を含めた協業の可能性を段階的に検討していくとしています。
OISTのプロジェクトによる支援
今回の協業検討にあたっては、OIST サスティナブル・エネルギー・テストベッド・プロジェクト(OIST Testbed)との連携を通じて沖縄県内での機会を探索してきました。OIST Testbedによる対話機会の創出や協業テーマの整理をきっかけに株式会社りゅうせきとの検討を重ね、覚書の締結に至りました。
両社代表によるコメント
アティエーラ株式会社の代表取締役であるサティッシュ・シヴァニ氏は、今回の締結について「本覚書の締結を第一歩として、今後の技術評価や協業の可能性を一つずつ検討していきたいと考えています」と述べています。
株式会社りゅうせきの代表取締役社長である根路銘剛宏氏は、カーボンオフセット燃料の販売や次世代エネルギーの研究開発などの取り組みに触れた上で「沖縄県内での新たなバイオエネルギーの可能性に向けて協力していきたいと考えています」とコメントしています。
会社概要
両社の概要は以下の通りです。
アティエーラ株式会社
- 所在地:沖縄県国頭郡恩納村
- 事業内容:微細藻類バイオプロダクションプラットフォームの開発
- 公式サイト:https://www.atierraclimate.com/
株式会社りゅうせき
- 所在地:沖縄県浦添市
- 創業:1950年
- 公式サイト:https://www.ryuseki.co.jp/
本記事はアティエーラ株式会社の発表をもとに作成しました。
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