LONGi、S&PグローバルのTier 1クリーンテック企業に2年連続選定
中国・西安市に本社を置くLONGi(ロンジ)は、S&Pグローバル・エナジーが発表した「2026年 Tier 1 クリーンテック企業」の太陽電池モジュール分野に選定された。2025年に開始された同評価において、初年度から2年連続での選定となった。
多面的な基準で選定するTier 1評価
「Tier 1 クリーンテック企業」は、S&Pグローバル傘下でエネルギー市場の情報や分析を手掛けるS&Pグローバル・エナジーが2025年に開始したクリーンエネルギー関連メーカーの評価制度である。2026年版では、太陽電池モジュール、パワーコンディショナ、風力タービン、蓄電システム、蓄電システム用蓄電池セルの5分野を対象に評価が実施された。
選定にあたっては、各分野における前年の世界出荷量または設置量の上位30社を候補企業として抽出する。そのうえで、市場での実績やシェア、事業規模、グローバルな生産体制、財務健全性、サステナビリティなどの観点から総合的な評価を行う仕組みとなっている。各評価項目で絶対的な実績と業界平均に対する相対的な位置付けが評価され、評価項目の過半数で所定の最低基準を上回った企業が選定される。
2026年版の太陽電池モジュール分野では15社が選ばれており、LONGiは前年に続き選定された。なお、この評価は企業間の順位を示すランキングではなく、所定の評価基準を満たした企業をアルファベット順で公表するものとしている。
財務健全性やサステナビリティも指標に採用
同評価の特徴として、出荷量や市場シェアだけでなく、財務健全性やサステナビリティも評価対象に含まれている点が挙げられる。2026年版では、財務評価の主要指標としてS&P Global Market Intelligenceが提供する信用リスク評価「RiskGauge™」を新たに導入したほか、サステナビリティ評価にはS&P Globalの「企業サステナビリティ評価(CSA)」を活用している。
S&P Global Energyのクリーンテクノロジー&サプライチェーン責任者であるEdurne Zoco博士は、同評価について「市場シェアだけでなく、市場でのリーダーシップ、財務パフォーマンス、サステナビリティに関するS&P Global独自のデータを活用することで、サプライヤーの実力をより包括的に捉えています」とコメントしている。
LONGiの事業展開
LONGiは太陽光発電技術の研究開発や製品の高効率化・高信頼性化を進めるとともに、生産・供給体制の構築や財務基盤の強化、サプライチェーンの透明性向上、サステナビリティへの取り組みを継続している。今回の選定を受け、今後も技術革新や製品・サービスの信頼性向上、持続可能な事業運営を通じて世界のエネルギー転換に貢献していくとしている。
関連組織・企業概要
- S&Pグローバル:米国ニューヨークに本部を置く金融情報サービス企業。金融情報やデータ分析、企業評価、信用格付けなどを提供する。
- S&Pグローバル・エナジー:S&Pグローバル傘下のエネルギー・コモディティ市場向け情報サービス部門。石油、天然ガス、電力、再生可能エネルギーなどの価格指標や市場分析を提供する。
- LONGi(LONGi Green Energy Technology Co., Ltd.):2000年に中国・西安で設立された太陽光発電テクノロジー企業。単結晶シリコンウェハや太陽電池セル・モジュールの開発・製造のほか、水素製造装置や蓄電システム事業も手掛ける。
本記事はLONGiの発表をもとに作成。
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