キヤノンがシネマカメラ4機種の無償ファームウエアを12月17日公開へ
キヤノンは、デジタルシネマカメラ4機種に向けた無償ファームウエアを2026年12月17日に公開します。色相軸を選択して色相や彩度を補正する「Multi Matrix」を新たに搭載するほか、スロー&ファストモーション動画モード時のAF性能向上などを図ります。プロフェッショナルな映像制作現場のニーズに応える多数の機能を強化し、映像制作のワークフロー効率化に貢献するとしています。


対象となる機種は、「EOS C400」(2024年9月発売)、「EOS C80」(2024年11月発売)、「EOS C50」(2025年11月発売)、「EOS R5 C」(2022年3月発売)の4機種です。
「EOS C400」「EOS C80」「EOS C50」において、画像内の色を16または32の色相軸(色を色味ごとに分類した調整基準)に分割し、各色相軸に対応する色相領域ごとに色相や彩度を補正できる新機能「Multi Matrix」を新たに搭載します。
従来のカラー補正機能では対応が難しかった、特定の色相のみを狙ったきめ細かな色再現が可能になります。これにより、スポーツ中継におけるチームカラーの再現や、ライブコマース市場での商品色の忠実な再現など、高い色再現性が求められる映像制作に寄与するとしています。
「EOS C50」では、スロー&ファストモーション動画モード設定中、実際に記録を行っていない場面でも音声を外部出力できるようになり、収録待機中でも継続した音声モニタリングが可能です。
また、「EOS C400」「EOS C80」では、スロー&ファストモーション動画モード撮影時におけるAF機能の対応範囲を拡大します。撮影フレームレート72P/75P/90P/96P設定時にも新たにAF機能が使用可能となり、動きの速い被写体に対するスムーズなピント合わせをサポートします。これにより、スポーツ中継やライブイベントなどにおける撮影者の負担軽減と安定した映像制作に貢献します。
撮影機能や対応アクセサリーの拡充
撮影現場の運用性を高めるため、撮影機能や対応アクセサリーの拡充も行われます。
- 「EOS C50」の静止画モードにおいてストロボ撮影に対応
- 「EOS C400」「EOS C80」「EOS C50」「EOS R5 C」において、別売りのマイクロホン「DM-E10D」(2026年12月下旬発売予定)に対応
- 「EOS C50」「EOS R5 C」において、別売りのタイマーリモートコントローラー「TC-N3/TC-E3」(2027年1月下旬発売予定)に対応
- 「EOS C400」「EOS C80」「EOS C50」において、モニターやファインダーに詳細な撮影情報を表示する「DISP レベル2」の表示項目を拡充(Base ISO、クリップファイル名、ファンモードの表示が可能)
アップデートではこのほか、バーチャルプロダクション向けメタデータ出力への対応なども拡充されています。無償ファームウエアアップデートの仕様や各機能の詳細は、キヤノン公式ウェブサイト(https://canon.jp/biz/product/camera/pro-imaging/cinema-eos/info/cinema-20261104)で確認できます。
本記事はキヤノンの発表をもとに作成しました。
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