トルコ観光広報・開発庁、家庭的な味わいを楽しむ夏の食文化と郷土料理を紹介
トルコ観光広報・開発庁(TGA)は、気取らず家庭的な料理を味わいたいという食のトレンドを踏まえ、トルコの夏の食文化や郷土料理の魅力を発表した。
近年、旅行先を選ぶ要素として食が重視されており、調査によると夏の余暇の過ごし方として旅行・観光(79%)に次いで、食に関するアクティビティが70%、アウトドア体験が69%を占めている。
暑い季節に適した冷製スープやオリーブオイル料理
トルコの夏の食卓では、新鮮な野菜や果物、ハーブ、魚介類、オリーブオイルをふんだんに使った軽やかな料理が揃う。東アナトリア地方発祥の「アイラン・アシュ」は、ヨーグルト、ひよこ豆、小麦などを用いた伝統的な冷製スープで、現在はイスタンブルなどの大都市の食堂でも提供されている。

また、野菜をやさしく加熱して冷まして食べるオリーブオイル料理も夏の定番となっている。米を野菜に詰めた「ドルマ」やブドウの葉で包んだ「サルマ」のほか、エーゲ海地方では食用アザミの一種「シェヴケティ・ボスタン」やシーアスパラガス「デニズ・ボルルジェスィ」といった地元の野草を調理して味わう。

定番の「羊飼いのサラダ(チョバン・サラタス)」や挽き割り小麦のサラダ「クスル」に加え、果物を煮て冷やした「コンポスト」などの手作りドリンクも夏の食卓を彩る。
大衆食堂「エスナフ・ロカンタス」と居酒屋「メイハネ」
トルコには、手頃な価格で家庭料理を提供する「エスナフ・ロカンタス」と呼ばれる大衆食堂が古くから定着している。もともとは昼休みの労働者向けに始まった食堂で、ショーケースから好きな料理を選んで精算する形式をとり、焼きたてのパンが添えられることが多い。
夜の時間帯には、伝統的な居酒屋「メイハネ」で食事が楽しまれる。海沿いなどに位置する店舗では、ヨーグルトの前菜「ハイダーリ」やオリーブオイル料理などのメゼ(小皿料理)から始まり、グリルした魚やシーフードとともに、地元の白ワインや伝統酒「ラク」を味わいながら過ごす文化が根付いている。

伝統のアイスクリームと2026年開催予定の食フェス
デザートとしては、カフラマンマラシュ県産のヤギのミルクと野生ランの球根から作られる「マラシュ・アイスクリーム」が知られている。独特の粘りと溶けにくさを持ち、スライスしてナイフとフォークで食されることもある。

各地の伝統料理を紹介する取り組みも進められており、2026年9月18日(金)から20日(日)にかけては、ブルサにて「第5回 国際ブルサ・ガストロノミーフェスティバル」が開催される予定となっている。同イベントでは郷土料理やGI認定商品、オスマン料理、ロカンタ文化などが紹介される。
- 観光実績:2025年に全世界から過去最高の約6,400万人の観光客が訪問
- 記念年:2023年にトルコ共和国建国100周年、2024年に日本との外交関係樹立100周年
- 公式ウェブサイト:https://goturkiye.jp/
本記事はトルコ観光広報・開発庁(TGA)の発表をもとに作成。
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