大会の概要と結果

宮崎市の木崎浜で行われたこの大会は、全世界が注目するワールドサーフリーグ（WSL）公認の一大イベント。「QS3000 IBK宮崎プロ・WSLプロジュニア Presented by RASH」は、9月11日から9月14日まで期間を設け、多くのサーファーたちが競い合いました。
大会は男子の部で鈴木仁選手が、女子の部で都築虹帆選手が栄冠を勝ち取りました。また、プロジュニアの部で、男子がインドネシアのブロンソン・メイディ選手、女子が松岡亜音選手が優勝しました。さらに、「シチズン プロマスター賞」が男子では鈴木選手、女子では都築選手に贈られました。
大会の詳細結果はこちらからご覧いただけます：https://theopensurfing-japan.com/qs-heat-result/

男子QS：鈴木仁選手の快進撃

この大会で目立ったのは、鈴木仁選手の華麗なパフォーマンスでした。セミファイナルでは、そのエアリバーステクニックにより、パリ五輪5位入賞の稲葉玲王選手を圧倒。決勝戦では、厳しい気象条件の中でも鈴木選手は巧みに波に挑み、自己最高の8.90のスコアで勝利しました。これは、鈴木選手にとって2019年のQS1500湘南オープン以来、実に5年ぶりの優勝だったことから、その喜びはひとしおでした。

女子QS：都築虹帆選手の驚異的パフォーマンス

女子の部では、都築虹帆選手が一躍脚光を浴びました。セミファイナルで野中美波選手を下し、都築選手は決勝戦に臨みました。そこで、1本目のライディングで今大会を通じてシングルライド最高の8.5というエクセレントスコアを叩き出す見事なパフォーマンスを見せつけました。都築選手にとって今回の優勝は、2022年11月のQS5000台湾オープン・オブ・サーフィン以来のタイトル獲得となりました。

次戦への期待と選手の声

‘The Open Surfing Miyazaki Series’の第2弾、「QS3000 IBK日向プロ・WSLプロジュニア Presented by RASH」が9月17日から宮崎県日向市のお倉ヶ浜で開幕します。この次回戦への期待感も大きい中、鈴木仁選手や都築虹帆選手からは感動のコメントが寄せられました。「やってきたことが形になってうれしいです」と語る鈴木選手。そして、「心の底からすごくうれしいです」と語る都築選手。今後のさらなる活躍に期待が高まります。