全国介護施設退去者データ調査、施設内死亡が半数、ホスピス型ホームで増加傾向
全国約4.2万箇所の介護施設の退去者データを収集しているTRデータテクノロジーが、その詳しい状況を公表しました。
概要
調査主体:TRデータテクノロジー
対象施設数:全国約4.2万箇所(特養、老健、介護医療院、グループホーム、介護付、住宅型、サ高住)
調査内容:退去者の退去先に関する三種類の分析(全国集計、施設タイプ別、近年の開設傾向)
その他:全国6万件の介護事業所のデータ販売、「福祉施設・高齢者住宅Data Base」を提供
全国集計について
退去者の約半数(24万人)が施設内で亡くなることが最も多い結果となりました。次に多いのは医療機関への移動で、28%の退去者が該当しました。さらに、他の特養等の施設への移動が12%となっています。
施設タイプ別の退去先傾向
施設タイプ別の退去先という視点からみますと、死亡退去の割合は特養が最も高く70%、約12.6万人が該当していました。在宅復帰が目的の施設である老健では、医療機関や自宅への退去が多いという結果となりました。`
近年の介護施設開設傾向
近年急増している「ホスピス型ホーム」は住所期間が短く、看取りを行う事業モデルのため、死亡退去の割合が特養の約2倍となっています。
まとめ
TRデータテクノロジーの全国介護施設調査からは、退去者の半数が施設内で亡くなり、医療機関への移動を行う退去者も多いという結果が明らかになりました。また、近年はホスピス型ホームの増加に伴い、施設内での死亡退去の割合が特養の約2倍になるという新しい傾向も見つかりました。
関連リンク:
福祉施設・高齢者住宅Data Base:https://koureisha-jutaku-db.com/
株式会社高齢者住宅新聞社: 不明
TRデータテクノロジー:https://trdt.co.jp
プレス提供元:ぷれにゅー