デサント、水沢工場建て替え等で第44回毎日ファッション大賞の話題賞を受賞
株式会社デサントは、子会社であるデサントアパレル株式会社の水沢工場(岩手県奥州市)を2025年に建て替えた取り組みが評価され、2026年(第44回)毎日ファッション大賞において「話題賞」を受賞した。
同社は、より丁寧で難易度の高いモノづくりを支える機能性の向上と働きやすさの両立を目的に工場の建て替えを実施しており、日本国内で高品質なモノづくりを継続する新たなモデルとして評価を受けた。
国内モノづくりの新モデルとして評価
毎日ファッション大賞は、新聞創刊110年を記念して1982年に創設された表彰事業で、毎日新聞社が主催し、経済産業省が後援している。ファッション界の振興や文化の育成への貢献を目的としており、そのうち「話題賞」は、年間を通じてファッション文化に貢献し、社会的なインパクトを与えたと認められる人や企業、団体に贈られる。
今回の選考において、水沢工場が生産数量の拡大に頼らず一着あたりの価値向上に特化したモノづくりに取り組んでいる点や、約30億円を投じて2025年に新工場を稼働させた点が挙げられた。新工場では環境配慮や地域との共生、従業員満足度の向上に取り組み、海外生産が主流となるなかで品質・技術・人材を次世代へつなぐ工場のあり方を提示したことが受賞理由とされている。

280の工程を手作業中心で担う「水沢ダウン」
同工場の象徴的な製品である「水沢ダウン」は、2008年に誕生した。冬季国際大会に向かう日本選手団向けに、厳寒・多雨雪の開催地に耐える防寒ウェアとして開発された経緯を持つ。ダウン表面の縫い目を極力減らすことで水の浸入を防ぎ、防水性と保温性を両立させている。
製作には一般的なダウンジャケットの約2倍にあたる280の工程を要し、その大半を手作業で行っている。曲線パーツの縫製や特殊素材の扱い、シームテープの圧着など、高度な技術と正確性が求められる作業を、水沢工場の熟練した技術と設備が支えている。
今後の展望
デサントは今回の受賞を受け、自社の競争力の源泉である高付加価値な商品開発をさらに深め、製品の品質向上とともに地域社会や環境に配慮したモノづくりを継続していく方針を示している。
本記事は株式会社デサントの発表をもとに作成。
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