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唐津Farm&Food提供のキーホルダー420個、品川女子学院の模擬企業が完売

NPO法人唐津Farm&Foodは、東京都品川区の品川女子学院で2026年10月11日(日)・12日(月・祝)に開かれた文化祭において、高等部1年の生徒が立ち上げた模擬企業Mermade tearsへアップサイクルキーホルダー計420個を提供した。提供されたキーホルダーは2日間で完売した。Mermade tearsは同校の起業体験プログラムで設立された模擬の株式会社で、60名の社員が海のプラスチック問題の展示と販売を行った。

起業体験プログラムから誕生した模擬企業

品川女子学院の起業体験プログラムでは、生徒が模擬の株式会社をつくり、事業計画書の提出やプレゼンテーションによる出資の募集、設立登記や株主総会までを行う。

企業名のMermade tearsは、販売商品の一つに使ったシーグラスの別名Mermaid tears(人魚の涙)とmadeを組み合わせた名称となっている。同社は「知ることで海を守る行動へ」という理念を掲げて活動を展開した。

相談から製品完成までの協働プロセス

連携のきっかけは2026年6月、生徒からキーホルダーを文化祭で販売したいという相談が寄せられたことだった。キーホルダーのイルカとウミガメは同法人の既存の金型を使用し、貝殻は生徒のデザインをもとに金型を製作した。

8月17日には東京の株式会社日立アカデミーで生徒が射出成形を体験し、キーホルダーに穴をあける位置を自ら決定した。製品は回収されたペットボトルキャップから唐津で成形と穴あけが行われ、9月に学校へ納品された。提供数はイルカ・貝殻・ウミガメの各140個で計420個となった。キーホルダーの代金は学校から受け取らず、文化祭の売上の一部を法人の活動へ寄付する形式が取られた。

海洋問題の展示と生徒による振り返り

文化祭の会場では、企業と行政の取り組み班、現状調査班、今後の対策班の3つの班がまとめた模造紙や、海の生きものへの被害をまとめた動画が展示された。

参加した生徒からは、60人をまとめて会社を運営する難しさを感じつつも周囲の支えにより実現できたという声や、商品や体験を通して伝えたいことを受け取ってもらえたとの感想が寄せられた。唐津で地域のボランティアによって洗浄や仕分けが行われたペットボトルキャップから成形されたキーホルダー420個は、東京の生徒たちを通じてすべて来場者へ渡った。

団体概要

  • 団体名:NPO法人唐津Farm&Food
  • 所在地:佐賀県唐津市東唐津3-7-22
  • 代表理事:濵口のぞみ
  • 事業内容:環境教育(ESD)、サーキュラーエコノミー推進、生物多様性保全、Precious Plastic唐津(プラスチックアップサイクル)、環境省認定・自然共生サイト(相知町横枕)の管理、唐津南高校との協働ESD教育 ほか
  • ウェブサイト:https://karatsu-f-f.com

本記事はNPO法人唐津Farm&Foodの発表をもとに作成。

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