OZmall調査 美容サロンの価値は外見から内面へ ネイル理由は気分が53%
スターツ出版株式会社が運営する情報サイト「OZmall」は、予約データやアンケート、口コミの分析をもとにした美容サロンに関する最新レポートを公開した。調査では、利用者が外見を整えるだけでなく、施術を通じて内面的な気持ちまで整えている実態が明らかになっている。
美容の価値観は他者視線から自分のためへ
美容に対する意識について、他者の視線を意識した「モテ」や「愛され」から「自分自身のため」への変化が見られる。OZmallが実施したアンケートによると、職場でネイルをする理由として最も多かった回答は「自分の気分を上げる」で53%を占めた。一方で「周囲からの印象を良くするため」は1%にとどまった。利用者の声としても、キーボードを打つ際に目に入り気分が上がる点や、推し色などを選ぶことで仕事中の気分転換になる点などが挙げられている。

予約の目的と利用後に実感する価値のギャップ

美容サービスを利用するきっかけに関するアンケートでは、「身だしなみを整えたかった」(35.1%)、「習慣だから」(18.5%)、「見た目を改善したかった」(14.8%)が上位となった。「自分を労わりたかった」(4.4%)や「自分へのご褒美として利用したかった」(1.4%)といった心理的要因は少数派であり、予約時点での心理的効果への期待は高くない傾向が示されている。
一方で、利用後に感じたこととしては「見た目が整った」(41.9%)が最多だったものの、全体の52.7%が「気分が軽くなった」「リラックスできた」「また頑張れそうと思った」といった心理的な変化を実感していた。利用者は外見を整える目的で来店しながら、内面的な変化も受け取っている実態がうかがえる。

美容師の指名率が約2.5倍に増加 対話や安心感を重視

OZmallのヘアサロン予約データによると、美容師の指名率は2010年の25.8%から64.5%へと約2.5倍に上昇している。同じ担当者を選び続ける背景には、継続的な信頼関係や安心感への需要があるとみられる。
また、寄せられた20,891件の口コミ分析では、「技術・仕上がり」への評価が最多だったことに加え、「安心して任せられた」「丁寧に相談に乗ってくれた」といった接客や提案に関する内容や、「リラックスできた」「前向きな気持ちになれた」といった感情面の評価も多く見られた。美容サロンでの対話や過ごす時間そのものが、利用者の体験価値の一部になっているとしている。
本記事はスターツ出版株式会社の発表をもとに作成。
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