パティシエ エス コヤマの小山進と中川豊が仏C.C.C.で最高位と特別賞を受賞
兵庫県三田市にある株式会社パティシエ エス コヤマのオーナーシェフ小山進と、チーフショコラティエの中川豊が、フランスのショコラ愛好家団体「クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ(Club des Croqueurs de Chocolat、以下C.C.C.)」の2026年味覚審査において、最高位「ゴールドタブレット(金賞)」と特別賞「クープ・ド・クール」をそろって獲得しました。

結果はパリで開催された世界最大のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」の会期中に発表されたものです。小山は2011年の初出品以来、日本人ショコラティエとして最多となる13回目の最高位獲得となり、中川は2025年に続き2回目の獲得となりました。同じ厨房で研鑽を積んだ二人が同時に最高位と特別賞に選ばれたのは、パティシエ エス コヤマにとって初となります。
香水の時間変化を一粒に込めた小山進の創作




小山が出品した「SUSUMU KOYAMA’S CHOCOLOGY 2025」は、世界的調香師フランシス・クルジャンが調香を手がけたパリの香水ブランド「INDULT PARIS」の香水との出会いから構想された作品です。時間とともに香りの表情が移り変わる構成を、食べられる素材に置き換えて表現しました。




構成される4粒は、プーアル熟茶や紀州南高梅18年熟成梅酒などを用いた「Isvaraya(イスバラヤ)」、タヒチ産バニラビーンズやラム酒54°を合わせた「Tihota(ティオタ)」、ブルガリア産ダマスクローズウォーターやライチによる「Manakara(マナカラ)」、レザーウッドハニーやスパイスを配した「Cuir(キュイール)」です。C.C.C.の審査員は「マナカラ」について「試食した審査員たちが最も気に入った一粒」と評価しました。

小山は「僕が願ってきた、日本人ショコラティエが自分自身の作品で認められる環境が、少しずつ広がっていることを感じます」とコメントし、中川とともに評価されたことへの喜びや、次世代へとつながっていく手応えを語っています。
四つの情景を東洋の素材でめぐる中川豊の挑戦
2011年に入社しチーフショコラティエを務める中川の出品作は、「輪郭の在処 ― A Journey to Find My Own Contour」をテーマにした「chocolatier Yutaka Nakagawa C.C.C. creations 2026」です。「熱」「岩」「青」「薪火」の4つの情景をめぐる構成で、日本や東洋の素材を軸に仕立てられました。
作品は、コロンビアでの記憶をもとにマンゴーなどを合わせた「発酵熱の記憶」、岩茶「果香肉桂」や洋梨を用いた「岩に沈む果香」、ミントと木頭柚子を重ねた「青い透明感」、奈良・都祁の「薪火焙茶 重焙」やピスタチオを使用した「薪火の残響」の4粒です。審査員からは「薪火の残響」に対し「これこそ、日本のショコラづくりの魔法です」との評が寄せられました。
中川は「シェフが長年にわたり最高位を獲得し続けている姿を間近で見ているからこそ、一度評価されること以上に、その評価を継続していただくことの難しさを感じています」と振り返り、今後も真摯にショコラと向き合い続ける姿勢を示しています。
受賞作品の販売情報
受賞作はいずれもパティシエ エス コヤマ 本店(ショコラ専門店 Rozilla)および公式オンラインショップにて取り扱われます。
- SUSUMU KOYAMA’S CHOCOLOGY 2025(小山進)
- 内容:4個入(Isvaraya/Tihota/Manakara/Cuir)
- 価格:2,376円(税込)
- 販売状況:2025年11月1日より販売中
- chocolatier Yutaka Nakagawa C.C.C. creations 2026(中川豊)
- 内容:4個入(発酵熱の記憶/岩に沈む果香/青い透明感/薪火の残響)
- 価格:2,268円(税込)
- 販売状況:2027年1月7日(木)発売予定(販売予定数に達し次第終了)
本記事は株式会社パティシエ エス コヤマの発表をもとに作成しています。
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