求人原稿の文字数の中央値は930字、中小企業107社をShakeが分析
求人媒体の運用代行サービス「HRShaker」を運営する株式会社Shakeは、採用支援を行う中小企業107社の求人原稿5,578本を対象に文字数を分析した結果を発表した。調査によると求人原稿の文字数の中央値は930字で、原稿の長さと応募成果に単純な関係性は確認されていないという。応募数やクリック率が高い求人には、文字数よりも具体的事実の開示という共通点がみられたとしている。
文字数の中央値は930字で長さと成果の相関はみられず
分析対象となった求人原稿5,578本における文字数の中央値は930字だった。これは原稿用紙2枚強、スマートフォンで2〜3スクロール程度の分量にあたる。実例レベルでは長い原稿が勝つという単純な関係は確認できていない。
同社によると、1求人で応募1,066件を集めた飲食チェーンの求人は長文だから成果が出たのではなく、時給、シフト、仕事内容が明快だったという。読み手が知りたいことに答えているかどうかが先であり、文字数はその結果にすぎないとしている。

成果を分ける具体的事実の開示と訴求ワードの現状

応募数やクリック率の高い求人に共通していたのは、次のような具体的事実の開示だった。


- 3.5ヶ月で473応募を集めた東京のシステム開発企業は、還元率80%・単価・年収480万〜1,000万円を原稿で開示
- 施工管理職で応募を集めた北陸の建設会社は、「残業月3時間(実測値)」「現場まで車20分」「面接1回」を明示
- 資格職で応募を得た児童発達支援企業は、経験5年を手当2.5万円に換算して提示
一方で、訴求ワードの使用率をみると「未経験歓迎」39%、「休日・有休」32%、「研修あり」30%と、似た言葉が多く使われている。同社は、ありふれた形容詞を1,500字並べるより、自社の実測値を930字で書くほうが読み手に届くとしている。
求人原稿の作成における4つの目安
株式会社Shakeは、求人原稿を作成する担当者に向けた目安として以下の4点を挙げている。
- まず930字を目安に、「給与・休日・仕事内容・職場の事実」を埋める。足りなければ足し、水増しはしない
- 形容詞(アットホーム・やりがい等)を数字と固有の事実に置き換える(残業◯時間、有休消化率◯%、通勤◯分)
- 書けない事実(給与が低い等)をごまかすために文章を長くしない。条件そのものの見直しが先
- 書いた原稿をスマートフォンで読み返し、最初の1スクロールに核心があるか確認する
調査および発表元の概要
本調査の概要は以下の通り。
- 分析主体: HRShaker(株式会社Shake)
- 分析対象: 当社が採用支援を行う中小企業107社のIndeed・Airワーク採用管理の求人原稿5,578本
- データ期間: 2025年5月〜2026年8月
- 注記: 応募数はWeb経由の応募のみを計上(電話応募等は含まない)。数値は小数第2位を四捨五入
株式会社Shakeは富山県富山市上袋599−1および東京都目黒区青葉台2-17-11 202の2拠点で展開し、代表者は西野集氏が務める。中小企業向け採用支援サービス「HRShaker」などの運営を行っている(公式URL: https://shakeinc.co.jp/ )。
本記事は株式会社Shakeの発表をもとに作成されています。
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