東大とMUFGが連携協定、社会課題解決へ

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は2024年5月10日、東京大学とパートナーシップ協定を締結した。両者は、東京大学の世界最先端の学知・技術とMUFGのグローバルな総合金融グループとしての知見・ネットワークを融合させ、社会課題の解決と未来社会の創造に寄与することを目指す。

社会・経済環境が急速に変化する中、大学や金融機関には日本の成長を牽引する役割が求められている。MUFGは新中期経営計画で「社会課題の解決~未来につなぐ」を柱の一つに据え、東京大学も「UTokyo Compass」を定め、多様な社会課題解決に取り組んでいる。

両者は「『学知×金融』のチカラによる課題解決と未来創造」をビジョンに掲げ、先端・未来技術の活用による産業育成や金融ビジネスの高度化、持続可能な地球・社会の実現、国民の資産形成やファイナンシャルWell-Beingの実現、大学の在り方の探究などの分野で連携・協力を図る。

MUFG代表執行役社長の亀澤宏規氏は、東京大学との協定締結を喜ばしく思うとコメント。東京大学総長の藤井輝夫氏は、互いの強みを持ち寄り、地球規模の社会課題解決を目指すと述べた。両者は具体的な取り組みを重ね、未来社会の創造に貢献していく考えだ。