ラピュタロボティクス、物流業務フロー全体を最適化する新ソリューションを発表
物流向けロボティクスソリューションを手がけるラピュタロボティクスは、物流業務フロー全体の最適化を支援する「End-to-endソリューション」を発表しました。個別設備の自動化にとどまらず、他社製を含む設備を連携させ、日々の制約条件の変化に応じた運用を支援します。
物流現場の変化に対応する全体最適化の背景
物流業界では自動化の重要性が高まる一方、現場ではBtoBやBtoC、返品対応といった複数の業務フローが混在し、荷姿や出荷単位、締め時間などの条件が異なります。さらに、入荷時間や人員配置、需要などの制約条件も日々変動するため、個々の設備や工程の最適化だけでなく、変化に応じて各工程を連携・調整する全体最適化が求められています。
自社・他社設備を統合する新ソリューションの特徴
ラピュタロボティクスは、ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」をはじめ、累計約2,000台のロボットを物流現場で運用し、50を超えるWMS(倉庫管理システム)との連携実績を有しています。なお、ラピュタPA-AMRは、デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社の「サービスロボットソリューション市場展望 2024年度版」(ピッキングアシストロボット市場シェア・推移)において国内シェア60%以上とされています。
今回のソリューションでは、これらの運用知見をもとに顧客の投資や現場条件に応じた設備構成を設計します。設備選定では自社製品に限らず他社製を含む多様なマテリアルハンドリング設備を組み合わせ、導入後も工程間の連携や処理タイミング、処理量を調整しながら業務フロー全体の最適化を図ります。
同社は本社ショールームに6種類のマテリアルハンドリング設備を組み合わせたデモ環境を構築しました。パレット自動倉庫から「ラピュタASRS」への補充フローや、「ラピュタPA-AMR」を活用したリレーピッキングなどの業務フローを再現しています。
これらの設備群は、クラウドロボティクスプラットフォーム「rapyuta.io」を倉庫制御システムとして活用することで連携しています。AIが現実世界の設備やロボット群を認識・判断・制御する基盤となっており、新たにソリューション群へ加わったロボットアームによるピースピッキングにも、AIによる物体認識や把持計画が用いられています。
同社は2027年3月まで、共同設計パートナーとして数社の物流事業者へ重点的に提案を進める予定です。設計と導入を通じてソリューションを高度化し、対象工程や連携設備の順次拡大を目指します。また、2026年9月8日から11日に東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展2026」においても本ソリューションを紹介する予定です。
- 所在地:東京都江東区
- 代表者:代表取締役CEO モーハナラージャー・ガジャン
- 概要:チューリッヒ工科大学(ETH Zürich)発のベンチャー企業として、ロボットソリューションの開発・導入・運用支援を展開
本記事はラピュタロボティクスの発表をもとに作成しました。
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