韓国のシンセポップバンドADOYが3rdフルアルバムKOMOREBIをリリース
韓国・ソウル発の4人組シンセポップ・バンドであるADOY(アドイ)が、3rdフルアルバム『KOMOREBI』をリリースした。結成から9年間活動を続けてきたバンドが、これまでの歩みを受け止めながら自らを定義づけてきた音楽的アイデンティティを再発見した作品となっている。割れた陶器を修復する日本の伝統技法「金継ぎ」のように、再生と再構築のプロセスを経て制作された全11曲が収録されている。
多彩なコラボレーションと収録楽曲
本作は先行リリース曲の「Gooood」および「KONA」で幕を開け、従来のシンセポップを基軸にしながら緻密な音響構築やジャンルを横断するコラボレーションを取り入れている。
収録曲の「Omega」には、Passion Pit(パッション・ピット)やHoly Ghost!(ホーリー・ゴースト!)の楽曲を手掛けたプロデューサー兼ミキシングエンジニアのAlex Aldi(アレックス・アルディ)が参加した。また、「No Repeat」には韓国人シンガーソングライターのキム・スヨン(Kim Suyoung)を迎え、「ROMI」ではバンドのベーシストであるチョン・ダヨン(Jung Dayoung)のボーカルをフィーチャーしている。このほか、「Time’s a Thief」「ASK」「Romantic」などの楽曲が並ぶ。

表題曲「Kids Return」は、北野武監督の映画と同名タイトルを冠しており、「過去を受け入れ、新たな意志を持って前へ進む」というバンドの姿勢が込められている。
アルバムタイトルの『KOMOREBI』は、木々の葉の間から差し込む陽光を表す日本語「木漏れ日(KOMOREBI)」を意味する。音楽的なアイデンティティを無理に作り直すのではなく、自らの音楽への理解のもとで制作され、アルバム全体に流れる温かさやノスタルジー、静かな希望を象徴している。
ADOYの歩みと実績
ADOYは2017年に韓国・ソウルで結成された4人組シンセポップ・バンドである。メンバーは以下の通りとなっている。
- オ・ジュファン / Oh Juhwan(Vo/Gt)
- ZEE(Syn)
- チョン・ダヨン / Jung Dayoung(Ba)
- パク・グンチャン / Park Geunchang(Dr)
独自のスタイルを「Commercial Indie(コマーシャル・インディー)」と定義づけて活動している。2017年のデビューEP『CATNIP』は韓国インディーチャートで幾度も1位を獲得し、楽曲「Grace」が2018年韓国大衆音楽賞(KMA)最優秀モダンロック楽曲賞にノミネートされた。続くEP『LOVE』は韓国Apple Musicのエレクトロニックチャートで1位を記録している。
2019年にはソウルにあるキャパシティ2,000人のYES24 Live Hallでの単独公演をソールドアウトさせ、第28回ソウル歌謡大賞で審査員特別賞を受賞したほか、韓国大衆音楽賞に累計3度ノミネートされた。
アジア各地(香港、マニラ、バンコク、シンガポール、台北)をはじめ、米「SXSW」、オーストラリア「SXSW Sydney」、独「Reeperbahn Festival」、タイ「Mahorasop Festival」など世界各地の大型フェスに出演している。また、Levi’s、Fender、Jameson、Samsung Galaxyといった世界的ブランドとのコラボレーションも展開した。2023年には台湾の落日飛車(Sunset Rollercoaster)やタイのPhum Viphuritら海外アーティストが参加したリメイクEP『us』を発表している。
作品の配信情報
- アーティスト名:ADOY(アドイ)
- 作品名:『KOMOREBI』
- レーベル:Angel House
- 配信リンク:https://orcd.co/adoy_komorebi
収録曲一覧:
- Gooood
- KONA
- Kids Return
- Time’s a Thief
- Omega
- ROMI
- ASK
- Zebra
- No Repeat (feat. Kim Suyoung)
- Gush
- Romantic
本記事はThe Orchard Japanの発表をもとに作成。
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