大阪電気通信大学が四條畷市の田中家住宅における国の登録有形文化財登録を支援
大阪府四條畷市逢阪の歴史的建造物「田中家住宅(5棟)」が国の登録有形文化財に登録されたことに関し、大阪電気通信大学が学術調査や保存活動を通じて全面的に協力した。建築・デザイン学部 建築・デザイン学科 建築専攻の矢ヶ崎善太郎教授と佐々木厚司名誉教授が中心となり、大学の知見を結集して登録を後押しした。2026年10月26日(月)に開催されたお披露目会では、佐々木名誉教授が締めの挨拶を務めたほか、矢ヶ崎研究室の大学院生2名が運営に協力するなど、教員から学生まで一丸となって地域の歴史的遺産の継承に貢献している。
教員による学術調査と登録審議への貢献
佐々木名誉教授が授業のフィールドワークとして行った近隣調査を足がかりに、地域との信頼関係が生まれた。その後、建築史が専門の矢ヶ崎教授が詳細な学術調査を実施し、精緻な図面作成や価値の言語化を行って登録審議を支える調査報告書を取りまとめた。

さらに、矢ヶ崎教授研究室大学院生が田中家宅の文化財としての価値を客観的に証明すべく、造形色豊かな雨樋装飾財や隣接する広大な園庭水源の源流水系について歴史文献及び周辺集落の学術調査を継続的に実施し続けている。
学生の地域連携とお披露目会での活動

同大学は文化財を核とした地域創生(まちづくり)にも取り組んでいる。地域の活性化組織である「清滝・逢阪地域創生ネット」には、学内の「OECUまちづくり研究会」が参画しており、矢ヶ崎研究室の大学院生2名も加わっている。
10月26日に開催されたお披露目会には大学院生2名が運営スタッフとして参加し、現場運営をサポートした。式の最後には佐々木名誉教授が登壇し、これまでの歩みを振り返りながら文化財を未来へ守り伝える重要性と地域の発展に向けたメッセージを述べた。
登録の概要
田中家住宅は明治19年(1886年)築の主屋をはじめ、清滝峠付近の歴史的景観を今に伝える貴重な旧家の屋敷構えを残している。登録の概要は以下の通り。
- 登録文化財名称: 田中家住宅(主屋、離れ、乾蔵、巽蔵、中門の計5棟)
- 所在地: 大阪府四條畷市大字逢阪213
- 分類: 国登録有形文化財(建造物)
- 登録年月日: 2026(令和8)年2月10日
- 特徴: 明治19年(1886年)築の主屋をはじめ、清滝峠付近の歴史的景観を今に伝える貴重な旧家の屋敷構え。
- 大学の関わり: 建築・デザイン学部 建築・デザイン学科 建築専攻(矢ヶ崎善太郎教授、佐々木厚司名誉教授、矢ヶ崎研究室大学院生2名)、OECUまちづくり研究会
- 協働組織: 清滝・逢阪地域創生ネット
大阪電気通信大学の概要
学長を塩田邦成が務める大阪電気通信大学は、工学部、情報通信工学部、建築・デザイン学部、健康情報学部、総合情報学部を擁し、2026年5月1日現在の在籍者数は5,624名となっている。なお、2027年4月から工学部基礎理工学科環境化学専攻は応用化学専攻に名称変更が予定されている。
- 寝屋川キャンパス: 〒572-8530 大阪府寝屋川市初町18-8
- 四條畷キャンパス: 〒575-0063 大阪府四條畷市清滝1130-70
- 公式サイト: https://www.osakac.ac.jp/
本記事は大阪電気通信大学の発表をもとに作成。
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