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Eco-Porkが東京都のグローバルサプライチェーン強化支援事業に選定

養豚DXスタートアップの株式会社Eco-Porkは、東京都が令和8年度から新たに実施する「グローバルサプライチェーン強化支援事業」の支援対象企業10社のうちの1社に選定された。同社は米国・ブラジル・スペイン・ウクライナの4か国で養豚DXソリューションの展開を進めている。同事業を通じて、地政学リスクを踏まえた海外成長戦略の策定と、供給・設置・保守体制を含めたサプライチェーンの構築に取り組む。

都内中小企業の海外展開を支援する新事業

「グローバルサプライチェーン強化支援事業」は、東京都産業労働局が実施する、海外で事業を行う都内中小企業を対象とした支援事業である。地政学リスクの高まりなどで複雑化する経営課題に対し、企業ごとの課題や事業特性に応じた成長戦略の策定を支援する。さらに、策定した戦略の実行として拠点整備や調達先・販路開拓などをハンズオンで支援する。

支援期間は令和8年度から令和10年度までの3年間となっている。本事業は「2050東京戦略」の戦略13(産業:成長産業への参入・投資を促進)に位置づけられている。

4か国で進める海外展開

株式会社Eco-Porkは、養豚経営支援システム「Porker」で培ったデータ活用のノウハウをもとに、AIカメラで豚の頭数や体重を自動で計測するソリューションを開発・提供している。海外では、養豚産業の規模が大きく、省力化や出荷精度の向上が求められるとともに、データ活用による生産改善が大きく見込まれる国・地域を中心に、現地の養豚生産者や食肉処理事業者との実証・導入を進めている。

各国の展開状況は以下の通り。

  • 米国:世界2位の豚肉生産国。Eco-Pork America, Inc.を拠点に、現地の養豚インテグレーターとの実証・導入を推進
  • ブラジル:世界有数の豚肉輸出国。経済産業省「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」の採択を受け調査事業を進めるとともに、現地の養豚企業との実証を実施中
  • スペイン:EU最大の豚肉生産国。食肉処理事業者との実証を進めるとともに、導入に向けた提案・協議を推進
  • ウクライナ:戦後復興に向けた、養豚DX導入の事業化可能性調査を実施。今後はパイロットフェーズとして本格的な実証を進める計画

海外展開を支えるサプライチェーンの構築

株式会社Eco-Porkは、日本で開発したソフトウェア・AI・クラウドサービスを核に、各国の養豚関連事業者への導入に向けた取り組みを進めている。導入国と導入先を広げていくうえでは、機器や資材の供給、設置・保守の担い手、販売チャネル、通関や認証などの規制対応を国ごとに安定して回せる体制づくりが欠かせないとしている。

本事業では、専門家による伴走支援のもと、次の2点に取り組む。

  • 販売チャネルの開拓と、現地で調達する機器・資材を含めた供給体制の整備
  • 設置・保守を担う現地パートナーの開拓と体制整備

これにより、1か国で確立した導入の型を他国へ短期間で展開できる体制を整え、世界の養豚現場への導入加速を目指す。

代表取締役の神林 隆は「世界の豚肉生産を支えるこれらの国々で事業を広げるには、技術だけでなく、各国で機器を届け、設置し、支え続ける仕組みが欠かせません」とコメントしている。

株式会社Eco-Porkの事業概要

東京都千代田区に本社を置く株式会社Eco-Pork(代表取締役:神林 隆)は、”次世代に食肉文化をつなぐ”を企業理念に掲げ、世界40兆円市場である養豚のデータによる持続可能化を目指している。養豚の全てをデータで可視化する養豚経営支援システム「Porker」や豚頭数と体重を瞬時に計測するAIカメラ「ピッグデータステーション」を開発・販売している。

同社はこれまでに、以下の事業やプロジェクト等に選定・採択されている。

  • 経済産業省「J-Startup Impact(2023年度)」
  • 農林水産省「令和2年度・令和3年度/令和4年度・令和5年度 スマート農業実証プロジェクト」
  • 農林水産省「中小企業イノベーション創出推進事業(フェーズ3基金)第1回公募」
  • NEDO「ディープテック支援基金/ディープテック支援事業」
  • 国連工業開発機関「ウクライナグリーン産業復興プロジェクト」

本記事は株式会社Eco-Porkおよび東京都の発表(https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2026/10/2026102206)をもとに作成。同社URL:https://eco-pork.com/

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