東急不動産、初の単独1棟専用冷凍冷蔵倉庫LOGI’Q松戸コールドセンター着工へ
東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田中 辰明)は、物流施設『LOGI’Q(ロジック)』シリーズの新施設として、「LOGI’Q松戸コールドセンター」(千葉県松戸市)を2026年10月22日に着工した。同社単独事業としては初となる「1棟専用(シングルテナント)冷凍冷蔵倉庫」で、2028年5月の竣工を予定している。昨今の冷凍食品の消費拡大など食生活の変化や老朽化に伴う建て替え需要を背景に、都心近郊で高まる冷凍冷蔵倉庫の需要に対応する。

立地優位性と柔軟な温度設定を備えた施設計画
LOGI’Q松戸コールドセンターは、東京外環自動車道「松戸IC」より8.2㎞に位置し、都心部から20km圏内と消費地への配送に適した立地に計画されている。また、北総鉄道北総線「松飛台」駅および「大町」駅からも徒歩圏内であり、従業員の通勤利便性や雇用確保の面でも優位性を備えている。
施設は延床面積3,161坪で、1社専用(シングルテナント)での利用を想定している。1階~4階の冷凍冷蔵区画のうち、トラックバースのある1階には作業効率を高める「仮置き冷凍スペース」を設ける。2階および3階には+5℃から-25℃まで設定変更が可能な「温度帯可変区画」を採用し、荷物に合わせて柔軟に対応できる構造とする。

自然冷媒や排熱利用による省エネと木材の活用
施設設備には、環境に配慮した自然冷媒(CO₂)冷凍機を採用するとともに、冷凍機の排熱を活用して冷却器に付着した霜を除去する「温ブラインデフロスト」を導入する。デフロストにより冷却器の冷却効率を維持するほか、ブラインの加熱エネルギーを排熱でまかなうことで、一般的なヒーター加熱と比較して電気使用量の削減を図る。1階荷捌きスペースに導入予定のデシカント除湿器においても、空調機の排熱を利用する計画だ。

内装には、既存建物の解体時に敷地内から伐採したケヤキの木材を一部アップサイクルして使用する。土地の歴史や記憶を継承するとともに、木材の有効活用による自然循環を目指す。
冷凍冷蔵倉庫への参入と再生可能エネルギーの供給
冷凍冷蔵倉庫は一般的なドライ倉庫と比べて電気使用量が多く環境負荷が高い点が課題となっている。東急不動産では、LOGI’Qシリーズ(一部を除く)において屋上に設置する太陽光パネルで発電する再エネ電力に加え、100%子会社の株式会社リエネ(本社:東京都渋谷区、代表:西田 恵介)が提供する再エネ由来の『リエネでんき』を供給している。
同社は2024年以降、「(仮称)CBRE IM-LOGI‘Q新子安」や「LOGI’Q広島」などへの冷凍冷蔵区画導入を通じて本事業へ本格参入しており、本物件でも高い省エネルギー性能を両立した環境配慮型物流インフラの提供を目指すとしている。
物件概要
- 所在地:千葉県松戸市松飛台字中原522番1
- 用途地域:準工業地域
- 主要用途:倉庫業を営む倉庫
- 敷地面積:4,810.49㎡(1,455.17坪)
- 延床面積:10,451.17㎡(3,161.47坪)
- 建物構造:鉄骨造4階建
- 着工:2026年10月22日
- 竣工:2028年5月15日
- 設計:川田工業株式会社一級建築士事務所
- 施工:川田工業・旭建設・野村建設工業 特定建設工事共同企業体
- コンストラクションマネジメント:株式会社H&K建築事務所
- トラックバース:11台
- 環境認証(予定):CASBEE A認証
本記事は東急不動産株式会社の発表をもとに作成しています。
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