第63回文藝賞が決定 唐川らいと山岡桜寿の2作が受賞
河出書房新社が主催する第63回文藝賞の選考会が8月19日、フォレストテラス明治神宮で行われ、受賞2作が決定した。選考委員を務める小川哲氏、金原ひとみ氏、町屋良平氏、村田沙耶香氏による選考の結果、唐川らい氏と山岡桜寿氏の作品が選ばれた。
第63回文藝賞の受賞作と作者
今回の文藝賞で受賞したのは以下の2作品となる。
- 「いっしょに老衰しようね」(400字×130枚)
作者:唐川らい(からかわ・らい/2005年、熊本県生まれ、20歳) 作品概要:薬を絶った唯一の生徒・花蓮と小説家志望の坂口との恋愛を描く。転校生の存在をきっかけに変化が生じるなか、体育祭の日に至るまでの過程を描いた恋愛小説。
- 「つづけて生きてられません」(400字×118枚)
作者:山岡桜寿(やまおか・おうじゅ/2000年、兵庫県生まれ、京都府在住、26歳) 作品概要:同棲する恋人が突然曹洞宗への帰依を宣言して無断欠勤し、同時期に会社を退職した語り手とともに家で修行生活を始める様子を描いた作品。
掲載号の発売と贈呈式の予定
受賞作と受賞の言葉、選考委員による選評および選考経過は、2026年10月7日発売の「文藝」2026年冬季号に掲載される予定となっている。
また、贈呈式は11月中旬に明治記念館にて開催される予定で、受賞者には正賞として記念品、副賞として50万円が贈られる。
文藝賞の概要
文藝賞は河出書房新社の季刊文芸誌「文藝」を母体とし、1962年に創設された文学の新人賞である。第1回受賞の高橋和巳氏をはじめ、田中康夫氏、山田詠美氏、長野まゆみ氏、綿矢りさ氏、羽田圭介氏、山崎ナオコーラ氏、磯﨑憲一郎氏、町屋良平氏、若竹千佐子氏、宇佐見りん氏、遠野遥氏、安堂ホセ氏などを輩出してきた。
本記事は河出書房新社の発表をもとに作成。
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