Kikuviが人材紹介や派遣向けにAIヒアリング活用ガイドを無料公開
株式会社Kikuviは、2026年10月26日より、資料「人材紹介・人材派遣のためのAIヒアリング活用ガイド」を公式サイトで無料公開した。求職者や派遣スタッフへのヒアリング業務をプロセスから整理し、導入企業での実例や運用の始め方をまとめている。
人材ビジネスにおける聞き取りの課題とガイド公開の背景
人材紹介や人材派遣の現場では、登録者数や稼働スタッフ数に比例して求職者や派遣スタッフの状況・希望を聞き取る業務が発生する。さらに人材派遣においては、教育訓練やキャリアコンサルティング、雇用安定措置の意向確認など、法令に基づく聞き取りも求められる。
一方で、担当者の稼働には限りがあり、1件ごとの聞き取りと記録に時間がかかるため、個別に対応できる対象が確度の高い一部の層に限られやすい状況がある。また、アンケートに置き換えた場合には回答率が伸びにくく、判断に必要な情報がそろわないケースもある。本資料は、こうした聞き取りに関する課題を整理し、AIヒアリングを取り入れる際の考え方を解説している。
資料では、人材紹介・人材派遣それぞれの業務を工程ごとに分解し、件数に比例して必ず発生し聞き取りの比重が高い工程を示している。あわせて、1件あたりの時間、アンケートの回答率、聞いた内容の記録と判断の分断という3つの制約を取り上げ、増員やアンケート化だけでは解決できない理由を説明している。
また、導入企業1社の2部門における変化の紹介を通じて、AIに任せる工程と人が担い続ける工程の線引きに触れている。このほか、対象の選定から試験運用、運用の定着までを30日で進める4ステップと、導入前に決めておくべき10の論点をまとめたチェックリストが収録されている。
導入企業における作業時間や到達率の変化
資料内では、全国で人材紹介事業を展開する従業員数百名規模の企業における2部門の変化が紹介されている。
エージェント部門では、カウンセリングを設定するかどうかを判断するためのヒアリングにおいて、担当者の1件あたりの作業時間が60〜90分(聞き取りとメモ)から約3分(記録と判断)に短縮された。月間のヒアリング実施数は80件から120件に増え、キャリアアドバイザーがヒアリングした分のカウンセリングへの到達率は65%から90%となった。
CRM部門では、面談に呼ぶ対象者を選ぶためのヒアリング所要時間が1件あたり約30分から約8分に減少し、回答率はアンケート時の約1.5倍となった。
エージェント部門では、キャリアアドバイザーと業務委託の2つで分けていたヒアリングにKikuviを追加し、これまで接触できていなかった層を担当させた。資料では、キャリアアドバイザーが確度の高い層に集中できるようになったことが到達率の向上につながったと分析しており、Kikuviが担当した層でもヒアリング対象者の20%がカウンセリングにつながったとしている。なお、これらの数値は2026年9月に実施した導入企業へのヒアリングにおける担当者の申告値であり、社名および部門名は非公開とされている。
資料の概要
公開された資料の仕様および配布方法は以下の通りである。
- 資料名:人材紹介・人材派遣のためのAIヒアリング活用ガイド
- 形式:PDF(全21ページ)
- 発行:2026年9月版
- 料金:無料(フォームへの入力後にダウンロード可能)
- ダウンロードURL:https://kikuvi.com/downloads/staffing-ai-interview-guide
株式会社Kikuviについて
株式会社Kikuviは、組織の暗黙知を可視化するAIヒアリングエージェント「Kikuvi」の開発および運営を行う企業である。神奈川県鎌倉市に拠点を置き、2025年6月に設立された。代表者はFounder CEOの佐藤拳斗氏が務めている。
本記事は株式会社Kikuviの発表をもとに作成。
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