インフォシス、シンジェンタの基幹システム変革でSAP導入を完了
インフォシスは、シンジェンタの作物保護事業を対象としたグローバルSAP S/4HANA変革プロジェクト「Crop Protection Core(CP Core)」の導入を完了し、本番稼働を開始しました。両社が共同で推進した本プロジェクトにより、80カ国、1万人を超える従業員を支える統合デジタル基盤が構築されました。業務プロセスの簡素化やガバナンスの強化を図り、将来のイノベーションを支える拡張性の高い基盤を確立したとしています。
ERP環境の統合とシステムの標準化
SAP S/4HANAを基盤とするCP Coreは、複数のERP環境を単一のグローバルプラットフォームへと統合しました。SAPの標準機能を活用して個別のカスタマイズを抑えることで、システムの標準化が進められています。
この統合デジタル基盤は、研究、製造、サプライチェーン、規制対応、財務、営業などの各業務領域をカバーします。部門間の連携やガバナンスを強化し、シンジェンタのグローバル作物保護事業全体の状況を把握できる環境を整え、事業全体の業務効率向上と安定した基盤構築を図っています。
AIとクラウドを活用した業務基盤の刷新
今回の変革では、生成AIやエージェント型AI技術を活用したサービス群「Infosys Topaz」と、クラウドサービス群「Infosys Cobalt」が活用されました。これにより、業務プロセスの刷新やデータ品質の向上を図り、全社的なデータ基盤を確立しています。
さらにAI機能の導入を通じて、定型業務の自動化と標準化を推進する一方、重要なビジネス上の意思決定においては人間を中心に据えたアプローチを維持しています。
協業による成果と持続的成長への展望
シンジェンタのChief Information and Digital OfficerであるFeroz Sheikhは、CP Coreの導入について、業務を単一のデジタル基盤に統合することで部門間連携や変化への対応力を高め、従業員がイノベーションの推進や農業生産者への支援に注力できる環境が整ったと言及しています。
また、インフォシスのExecutive Vice President (EVP) and Global Head of ManufacturingであるJasmeet Singhは、今回の協業を通じて最新のデジタル基盤を確立できたとし、長年にわたる協業関係をさらに発展させる成果であると述べています。
企業概要

- シンジェンタ(Syngenta):科学技術を基盤とする農業関連企業で、スイスに本社を置くSyngenta Crop Protectionと、米国に本社を置くSyngenta Seedsの2事業部門で構成。90カ国以上に3万人超の従業員を擁する。
- インフォシス(Infosys、NSE、BSE、NYSE:INFY):AIファーストのビジネスコンサルティングおよびテクノロジーサービスを展開。59カ国でビジネス変革を支援し、32万5000人を超える従業員を擁する。
本記事はインフォシスが2026年10月28日(現地時間)に発表したプレスリリースをもとに作成しました。
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