共同ピーアールとULM、企業向けにサイバー危機管理広報サービスを開始
総合PR会社の共同ピーアール株式会社は、グループ会社のWeb制作会社である株式会社ULMと連携し、企業向けの新サービス「サイバー危機管理広報」の提供を開始しました。本サービスは、世界で実際に起きたサイバー攻撃の事例をもとに、流出リスクの点検から有事の第一報、想定問答、模擬取材の準備までをワンストップで提供するものです。あわせて、自社がサイバー攻撃を受けた日から180日間を体験できる無料のシミュレーションサイト「もしもの180日」も公開されました。
警察庁が9月に発表した「令和8年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」によると、2026年上半期に報告されたランサムウェアの被害は123件となり、半期の件数として統計を取り始めた2020年下半期以降で最多となりました。また、10月にはAIを活用した調査でPHPの重大な脆弱性が見つかり、国内でも予防的にWebサービスを停止する組織が出るなどの影響が生じています。
AIの活用によって脆弱性が発見される速度が上がる中、企業には対策の迅速化とともに、発生している事象を社会へ迅速かつ正確に説明する対応が求められています。本サービスは、従来分断されがちだった技術部門と広報部門のサイバーリスク対応をつなぎ、企業の「防御力」と「説明力」の両面から事業継続と社会的信用を支えることを目指しています。
本サービスには主に3つの特長があります。
- 実際の事例から「入口」と「説明」を同時に準備
世界で実際に起きた事例で使われた入口や公開されている脆弱性情報をもとに、自社に同様の入口がないかを確認して対策を提案します。あわせて、その入口から流出が発生した際の第一報や想定問答を準備します。
- 危機管理広報と技術の確認をワンストップで提供
共同ピーアール株式会社の危機管理広報の知見と、株式会社ULMのWebサイト制作技術を組み合わせ、平常時の備えから有事の初動対応まで同一のチームで支援します。
- 無料の体験から開始可能
株式会社ULMが開発した体験型シミュレーション「もしもの180日」を利用することで、自社がサイバー攻撃を受けた日から180日間を、自身の部署や役職の目線で体験できます。シミュレーション結果は社内で確認すべき項目として整理されます。なお、入力内容はサーバーに送信・保存されません。
提供メニューと注意事項

提供されるメニューは以下の4項目です。
- ① サイバー危機管理広報(提供会社:共同ピーアール株式会社):情報流出や不正アクセスを想定し、初動方針の整理、第一報(お知らせ・お詫び文)の作成、想定問答の作成、模擬取材型メディアトレーニングを実施。成果物は初動方針、第一報案、想定問答集、トレーニングの振り返りで、提供形態はスポットまたは継続。
- ② 体験型シミュレーション「もしもの180日」(提供会社:株式会社ULM):簡易な質問に回答することで、世界で実際に起きた事例をもとに攻撃を受けた日から180日間を体験し、損害の試算(目安)、広報判断の振り返り、自社で確認すべき項目を整理。成果物は体験結果のレポートで、Web上で無料提供。
- ③ 情報流出の入口・現状整理(提供会社:株式会社ULM):事例で使われた入口をもとに、Webサイトや会員サービスの利用技術と更新状況、管理画面と管理者アカウントの設定、フォームや会員情報の扱い、クラウドの共有設定、外部サービスとの連携、バックアップを確認し、優先順位を付けた対策を提案。成果物は現状整理表、優先課題、対策の提案で、提供形態はスポット。
- ④ 定期確認(提供会社:株式会社ULM):月1回、更新状況と新たに公開された脆弱性情報・事例を確認し、推奨する対策を報告。共同ピーアール株式会社の広報準備とあわせて継続的に支援。成果物は月次報告で、提供形態は月額の継続。
なお、脆弱性診断などの技術診断、侵入試験、侵害・漏えい調査、24時間の監視、復旧作業の代行は本サービスに含まれません。また、「もしもの180日」で表示される損害額は、公開されている過去の事例と一般的な係数をもとにした試算であり、実際の被害額を示すものではありません。
会社概要
- 共同ピーアール株式会社
- 本社:東京都中央区
- 代表取締役社長:石栗 正崇
- 概要:1964年に創業した国内最大規模の総合PR会社で、業界初となる「フルAIシフト宣言」を行っている。PR事業、AI・ビッグデータソリューション事業、インフルエンサーマーケティング事業を展開。2024年には「New’S design Studio」を設立した。
- 株式会社ULM
- 本社:東京都中央区
- 代表取締役:木村 朋彦
- 概要:2008年9月創業。映画、アニメ、音楽、アーティストなど1,000を超えるエンターテインメント作品のプロモーションに携わる。LLMO(大規模言語モデル最適化)サービス「LLMO COMPASS」などを展開している。
本記事は共同ピーアール株式会社の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



