受発注バスターズ、帳票変換実績約4.7万件をナレッジグラフ化 一致率97.2%
受発注バスターズ株式会社は、100社・10業種への導入で蓄積した帳票の変換実績約4.7万件をもとにナレッジグラフを構築し、2026年10月28日に実運用を開始しました。
ナレッジグラフをもとにAIエージェントが取引先ごとの変換プログラムを作成する仕組みです。製造業の受注現場で取引先14社分の帳票を検証したところ、基幹システムへ投入するデータのセル単位一致率は97.2%を記録しました。
取引先ごとに異なる帳票形式と手作業の課題
製造業や卸売業の受注業務では、FAXやPDFで届く注文書の書式が取引先ごとに異なります。項目の配置や項目の呼び名(例:「発注No」と「伝票番号」)、日付や数字の書き方がそろっていないことが課題となっています。
現場の担当者が注文書を目視して基幹システムへ打ち込む作業では、件数や取引先数が増えるほど転記ミスや人件費が増加します。また、AI-OCRで文字を読み取るだけでは、基幹システムが取り込める形にはならないという問題もあります。

変換実績約4.7万件をナレッジグラフとして構造化
受発注バスターズでは、専門職である情報設計士が現場の担当者から「帳票のどの項目を、どう変換し、CSVのどの列に入れるのか」という判断基準を聞き取り、1社ずつ変換設定を作成してきました。同社には3年間で100社分、約4.7万件の蓄積があります。
2026年7月、同社はこの実績を52,724件の要素と179,339件のつながりからなるナレッジグラフとして構造化しました。過去の変換実績に業務用語34語や変換パターン23種類など人が整理したルールを組み合わせ、呼び名と対応する項目とを結びつける関係の地図となっています。

取引先14社の帳票でセル単位一致率97.2%を記録
ナレッジグラフの導入により、AIエージェントは過去の変換ルールを再利用できるようになります。前例にない項目は推論で補いながら取引先ごとの変換プログラムを作成します。
製造業の取引先14社分の帳票様式を用いた検証では、プログラム作成に使用していない注文書39ファイルを処理し、出力したCSV34列のすべてを正解データと1セルずつ照合しました。その結果、4,080セルのうち3,964セルが一致し、一致率は97.2%となりました。文字の読み取り率ではなく、基幹システムに取り込む最終データが正解と一致した割合を測定したもので、今後は検証の対象をさらに広げていくとしています。
設定作成をAI化し導入期間の短縮を目指す
従来の導入プロセスでは、顧客側で帳票ごとの出力ルールを出力指示書として整理し、それをもとに情報設計士が設定を作成していたため、導入までに1〜2か月を要していました。
今後は必要な設定のうち約70%をAIエージェントが作成し、確信度の低い部分のみを人が確認する運用に移行します。出力指示書を作成する手間を省き、導入期間の短縮を目指す方針です。
企業概要と問い合わせ先
受発注バスターズ株式会社は、製造業・卸売業の企業を対象に、FAX・メールで届く帳票の受注処理をAIで自動化するサービスを提供しています。
- 会社名:受発注バスターズ株式会社
- 代表者:代表取締役 川人寛徳
- 所在地:〒108-0073 東京都港区三田3丁目4-2 いちご聖坂ビル3階
- URL:https://batton.co.jp
- お問い合わせ:sales@batton.co.jp
本記事は受発注バスターズ株式会社の発表をもとに作成されています。
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