ORPHEが都のピッチイベントUPGRADE with TOKYO 第60回で優勝
株式会社ORPHEは、2026年10月14日(水)に開催された東京都主催のスタートアップピッチイベント「UPGRADE with TOKYO 第60回」で優勝した。足に装着するモーションセンサー「ORPHE CORE」と生成AIを組み合わせ、誰もが自分に合ったバーチャルスポーツをつくって遊べる体験「スマートシューズ×生成AIで作る、誰もが楽しめる健康スポーツの創出」を提案した。同社は今後、東京都スポーツ推進本部と事業の協働に向けた協議を進めるとしている。

都政課題の解決を目指す「UPGRADE with TOKYO」
「UPGRADE with TOKYO」は、都政の課題解決に向けて新製品や新サービスを持つスタートアップと東京都の協働を目指すピッチイベントである。優勝企業は、東京都との事業協働に向けた優先的な交渉権を得られる仕組みとなっている。
第60回は「先端技術の活用により、世代を問わず誰もが楽しみながら健康づくりを実践し、QOL向上を実現」(スポーツ推進本部)をテーマに掲げ、2028年11月に東京で開催される全国健康福祉祭(ねんりんピック)を契機として幅広く普及・展開できる技術やサービスが募集された。
声でゲームを生成するバーチャルスポーツの提案
株式会社ORPHEが提案したのは、参加者がスポーツを「つくり」、体を動かして「遊び」、帰宅後も「続ける」という一連の流れである。
参加者がマイクに向かって要望を話すと、「ORPHE CORE」用の公開ライブラリ「ORPHE CORE.js」と生成AIが連動し、その場でルールや動きを反映したゲームを生成する。プログラミングの知識やキーボード入力は不要で、他者が作成したゲームにルールを付け加えて作り替えることも可能としている。
プレイ時は「ORPHE CORE」を靴や手に装着し、足踏みや蹴り出し、パンチなどの動作で操作する。専用アプリを使わずにWebブラウザから接続でき、座ったまま遊べる種目も用意される。種目の例として、為末大氏と共同開発した「バーチャルハードル走」や、座ったまま足踏みをして楽しむ「うどんふみふみ」などが挙げられている。

体験後は運動スコアを紙で持ち帰ることができ、印刷された二次元コードから同社のエクササイズ動画を視聴することで家庭での運動継続を促す設計となっている。なお、これらの提案内容はピッチ時点の構想であり、具体的な実施内容や規模などは今後の協議によって変更される可能性があるとしている。
今後の展望と地域展開への取り組み
同社は今後、東京都スポーツ推進本部と具体的な協働内容を詰め、ねんりんピック開催前の機運醸成イベント等での展示や体験を目指す。
大会終了後についても、考案されたスポーツを地域の集まりや職場の健康づくり、介護施設のレクリエーションへと展開し、無理なく体を動かし続けられる環境づくりに取り組むとしている。同社代表取締役の菊川裕也氏は、技術を生成AIと組み合わせることで、スポーツを「する」だけでなく「つくる」楽しさを世代や身体の違いを超えて分かち合える形にしたと述べている。
株式会社ORPHE 概要
- 会社名:株式会社ORPHE
- 代表者:代表取締役 菊川裕也
- 所在地:東京都渋谷区宇田川町36-22
- 設立:2014年10月20日
- 事業内容:医療・ヘルスケア向け歩行分析DX事業、IoT製品の研究開発および販売
- URL:https://orphe.io
本記事は株式会社ORPHEの発表をもとに作成されています。
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