Dellows News

WWDJAPANが創刊2500号を発行 30年代の展望やサロンの価格改定を特集

ファッション業界専門紙「WWDJAPAN」は今週、創刊2500号を発行した。1979年の創刊以来、週刊紙の発行を続けており、現在の頻度で発行を継続した場合に2032年に迎える創刊3000号を見据え、2030年代の業界の行方を展望している。あわせて別冊付録「WWDBEAUTY」では、物価高に直面するヘアサロンの価格改定を特集している。

2030年代のファッションとビューティの未来を展望

ファッション領域では、「小売り」「クリエイション」「繊維を中心とした原料」「AI」「サステナビリティ」「IP」「スポーツ」「ジュエリー」の各テーマを取り上げた。「小売り」ではAIが服の選び方や作り方を変える展望に触れ、「クリエイション」では「アンリアレイジ(ANREALAGE)」の森永邦彦デザイナーがブランド継続に向けてAIで“分身”を制作している取り組みを取り上げている。「サステナビリティ」ではシンフラックスの川崎和也CEOと佐野虎太郎COOが登場し、30年代には製造方法や使用機会を自ら設計し直す「再工業化」を通じてサステナビリティが前進する可能性を説いている。

ビューティ領域では、「美の価値観」「テクノロジー」「宇宙美容」「美容室」に焦点を当てた。美学者への取材を通して単一の基準ではなく多様な美が存在する未来像について考察している。また、技術面では宇宙旅行の普及を見据えた「宇宙美容」の可能性や、肌に貼ったフィルムやディスプレイに電気信号を通して発色させる「電子コスメ」といった新技術の動向を取り上げている。

海外ニュースでは、ケリング(KERING)のトップ就任から1年を迎えたルカ・デメオ(Luca de Meo)最高経営責任者へのインタビューを掲載した。「サンローラン(SAINT LAURENT)」や「マックイーン(McQUEEN)」でのデザイナー交代の発表や、「グッチ(GUCCI)」が抱える課題を踏まえ、グループ再建に向けた現況と今後の構想について取材している。

別冊付録「WWDBEAUTY」では、原材料費や人件費の高騰による価格転嫁の実情に迫る「ヘアサロンの価格改定」特集を組んだ。「ホットペッパービューティーアカデミー」研究員の田中公子氏によると、サロン業界の価格改定は2022年の下期あたりから世の中全体で動きが見られ始め、23年調査時点での値上げ実施店はおよそ3割だったという。

誌面では、「ガーデン(GARDEN)」「ロンド (Lond)」「ナヌーク(nanuk)」「ノラ(NORA)」「田谷(TAYA)」「チョキペタ(Choki Peta)」といったサロンが登場し、価格改定に関する現場の悩みや工夫を明かしている。このほか、「ウエラ ジャパン」や「ジェイドジャパン」などの専売品メーカーによるサポートの取り組みや、専門家による値上げの手法なども紹介している。

「WWDJAPAN」は、1910年に米フェアチャイルドが創刊した「WWD(Women’s Wear Daily)」の日本版ファッション業界専門紙。週刊紙「WWDJAPAN Weekly」およびウェブ版「WWDJAPAN Digital」を通じて、ファッション・ビューティ業界のビジネスやトレンド情報を発信している。

  • 公式サイト:https://www.wwdjapan.com

本記事はWWDJAPANの発表をもとに作成。

アクセスランキング

今日

1週間