Aratasの導光板型空中立体像デバイス、近畿地方発明表彰で京都発明協会会長賞を受賞
京都市下京区に本社を置くAratas株式会社は、空中立体像投影技術に関する特許「導光板型空中立体像デバイス」(特許第5861797号、発明名称:導光板型空中立体像デバイス)について、公益社団法人発明協会が主催する令和8年度近畿地方発明表彰の「京都発明協会会長賞」を受賞した。同特許は、空中像表示を機器へ内蔵可能な光学部品へと転換し、幅広い産業応用を可能にした基盤技術と位置づけられている。同社は今後も幅広い産業分野に適用可能な技術として、顧客の課題解決につながるよう積極的な展開を検討している。
透明導光板1枚で立体像を形成する世界初のデバイス
Aratas株式会社は、光指向性設計技術や微細加工技術を活用し、携帯電話向けバックライトやシート型バックライト、アミューズメント向け透明電飾パネルなどを開発・商品化してきた実績を持つ。
今回受賞した技術は、導光板内部に形成したマイクロプリズム構造によって、透明導光板1枚のみで空中立体像を形成できる世界初の導光板型空中立体像デバイスとなる。従来の空中像表示には大型の光学装置が必要だったが、同技術により空中像機能を小型の光学部品として実現できるようになり、多様な機器への搭載を通じて実用化と普及を促進した。
同技術は2014年に、LED光を透明なプレートまたはシートから出射し、三次元の静止映像を空間に投影する「透明プレート型空間投影技術」として公開された。
その後、パチンコ機器をはじめとするアミューズメント機器に採用されて実用化が進み、近年では自動車向けテールランプ部品として国内外で採用が拡大している。本年10月15日には、日産自動車の「日産グローバル・イノベーション・アンド・クオリティ・アワード」において、同技術を活用して開発された3Dホログラム技術が「グローバル・イノベーション・アワード」を受賞した。
同社は、オムロンの祖業から始まり現在に至る90年以上の信頼と技術をベースに、今後も技術開発力の強化に取り組み、最新技術の提案を通じて顧客にとってなくてはならないエクセレントカンパニーをめざすとしている。
Aratas株式会社の概要
- 社名:Aratas株式会社
- 代表者:代表取締役社長 CEO 江崎雅彦
- 本社所在地:京都市下京区
- 設立・独立:2026年1月19日にオムロン・グループの中で分社・設立、10月1日にオムロンから分離・独立
- 事業内容:リレー、スイッチ、コネクタ、センサー等の電子部品の開発・製造・販売
- 実績売上高:約1,600億円(2025年度実績)
本件に関する報道関係・金融関係からの問い合わせは、プロジェクト推進室 広報責任者の久保達哉(TEL: 携帯番号 / 070-4470-5414、E-mail: tatsuya.kubo@omron.com)で受け付けている。
本記事はAratas株式会社の発表をもとに作成されています。
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