バリューデザイン、独自Payのクレジットチャージに不正検知ASUKAを導入
ペイクラウドホールディングス傘下でキャッシュレスサービス事業を手掛ける株式会社バリューデザインは、自社専用電子マネー発行サービス「Value Card」のクレジットチャージ機能において、株式会社アクルのクレジットカード不正検知・認証システム「ASUKA」を導入した。

これにより、「Value Card」を導入してクレジットチャージを採用する企業に対し、不正検知・認証を通じた安全性の高い環境を提供する。飲食や小売などの店舗ビジネスを展開する企業における不正被害リスクの低減と、サービスの信頼性強化を図るとしている。
不正利用被害の増加とセキュリティ対策の背景
キャッシュレス決済の普及が進む一方、インターネットサービスにおけるクレジットカードの不正利用被害は拡大している。一般社団法人日本クレジット協会の調査によると、2025年のクレジットカード不正利用被害額は510億円に達し、そのうち93.1%がインターネット取引における番号盗用被害によるものだった。
また、経済産業省が2026年3月に公表した「クレジットカード・セキュリティガイドライン【6.1版】」では、ECサイトを運営するカード加盟店に対して適切なセキュリティ対策の実施を求めている。こうした状況を受け、バリューデザインは不正対策のノウハウを持つアクルのシステム導入と連携を決定した。
導入された「ASUKA」とクレジットチャージの機能
今回導入された「ASUKA」は、国内外4万5,000以上のECカード加盟店に導入実績を持つ不正利用対策専門サービスである。購入者の属性や行動をスコアリングし、リスクに応じた認証を行うことで、正規利用者の利便性を維持しながら不正利用を検知・抑止する仕組みを備えている。
バリューデザインのクレジットチャージサービスは、2025年8月末時点で全国約13万店舗に導入されている「Value Card」に対し、店舗アプリやWebサイトからクレジットカードでチャージできる機能として2023年9月に提供を開始した。加盟企業はクレジットカード会社との個別契約や手続きを行うことなく導入できる特徴を持つ。
両社のコメントと今後の展望
バリューデザインは、今回の連携によってサービスの安全性を向上できたとし、今後も継続的な改善を通じて利用者の信頼に応えていく姿勢を示している。
またアクルは、独自Payやプリペイドチャージを狙った不正利用やクレジットマスターアタックが巧妙化していると指摘し、技術とノウハウの提供を通じてセキュリティ体制の構築を支援したとコメントしている。バリューデザインは、今後もセキュリティ向上と安心して利用できるサービス環境の構築に取り組むとしている。
株式会社バリューデザインの概要
- 所在地:東京都中央区京橋3-1-1 東京スクエアガーデン14階
- 代表者:代表取締役社長 林 秀治
- 設立:2006年7月
- 親会社:ペイクラウドホールディングス株式会社(100%子会社)
- 事業内容:クラウド型独自ブランド電子マネー発行サービス「Value Card」、店舗オリジナルアプリ「Value Wallet」、QRコード決済接続サービス「Value Gateway」、デジタルギフトサービス「Value Gift」などの提供
本記事は株式会社バリューデザインの発表資料、一般社団法人日本クレジット協会の統計情報、および経済産業省の公表資料をもとに作成しています。
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