シースリーレーヴ、AIペルソナ100体で助言提示前後の選択変化を検証
シースリーレーヴ株式会社は、AIユーザーアンケートサービス「Persona AI」を用い、架空のチョコレート選びにおけるAIペルソナ100体を対象とした検証結果を公表した。「今回はブランドAの購入をおすすめしません。」という助言を提示した前後で選択の変化を比較したところ、助言前にA購入を選んだ51体のうち47体が購入を維持した。全体のA購入数は助言前後ともに51体であったものの、内訳には保留への移行や保留からA購入への移行といった入れ替わりが確認されたとしている。
否定的な助言提示によるAIペルソナ100体の選択変化
検証は2026年10月25日、日本在住の20~69歳で自分用の菓子を購入する生活者を想定した、新規のAIペルソナ100体を対象に2段階で実施された。場面は、過去3回購入して味が好きという設定のブランドA(100g・税込300円)と、同系統で未購入のブランドB(100g・税込240円)から選ぶ架空の買物である。
理由や出典を示さない「今回はブランドAの購入をおすすめしません。」という助言を提示したところ、助言前にA購入を選んでいた51体のうち、47体がA購入を維持した。残る4体のうち3体は「比較・確認のため保留」、1体は「この情報では判断できない」へ移り、B購入や別の商品、非購入へ移った回答はなかった。
全100体における助言提示前後の選択内訳は以下の通りとなっている。

- A購入:助言提示前51体、助言提示後51体
- B購入:助言提示前18体、助言提示後18体
- A/B以外の菓子ブランドの商品購入:助言提示前2体、助言提示後1体
- 比較・確認まで購入保留:助言提示前27体、助言提示後27体
- 今回は菓子を買わない:助言提示前1体、助言提示後1体
- この情報では判断できない:助言提示前1体、助言提示後2体
全体で選択番号が変わったのは10体だった。A購入から保留へ3体、判断不能へ1体が移った一方、最初は保留だった別の4体がA購入へ移った。残る2体は別ブランドから判断不能、判断不能から保留への変化であった。
個別回答から見る購買維持と保留の理由
回答の原文では、同じ選択推移の中でも異なる理由が示されている。
A購入を維持した47体のうち、AIペルソナP060は「理由も示さずにAIが「おすすめしない」なんて言っても、全く信用できませんね。私は過去に3回買って味が好きだと分かっているAの安心感が好きですし、自分の舌で確かめた美味しさを信じるので今回もAを買います。」と回答し、味の好みや購入経験を優先した。
一方、A購入から保留へ移った3体のうち、AIペルソナP041は「AIが理由も示さずに「おすすめしない」と言うのは気になるので、安全面や品質に何か問題がないか確認してから買いたい。」とし、助言の理由が不明なため確認を挟みたい意向を示した。また、保留からA購入へ移った4体のうち、AIペルソナP051は根拠を示さない助言には説得力がないとしてAを選び直す回答を行った。
実顧客調査の設問整理と検証の限界
シースリーレーヴ株式会社は、今回の検証について、生成回答をそのまま結論として扱うのではなく、集計総数と個別変化の両方を見ることで実顧客調査の設問を絞る用途を想定していると説明している。
回答の原文には、提示された60円の価格差を200円とする誤読や、示していない情報を補う説明も見られたという。また、対照群や繰り返し検証のない単一の前後比較であり、特定の価格設定やカテゴリに限定された検証であるため、実際の購買や売上、AI助言の因果効果を予測するものではないとしている。事業判断には実顧客への調査や行動データによる確認が必要であるとしている。
シースリーレーヴ株式会社は、代表取締役CEOを空野 正輝が務め、東京都港区に拠点を置く企業である。ノーコード受託開発、レベニューシェア型のAI受託開発、脆弱性診断を行うペネトレーションテスト受託などを手掛けている。
- 社名:シースリーレーヴ株式会社
- 代表者:代表取締役CEO 空野 正輝
- 設立:2017年5月
- 所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂1丁目5-12 第二虎ノ門ビル3階
- コーポレートサイト:https://www.c3reve.co.jp/
- サービスサイト:https://persona-ai.c3reve.co.jp/
本記事はシースリーレーヴ株式会社の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



