Stockr調査、人生で実現したいことは心の安定・自分らしさが46%で最多
東京都八王子市に本社を置く株式会社ビルディットは、ふりかえりジャーナリングアプリ「Stockr」の利用データを分析し、ふりかえりの習慣が90日以上続いているユーザーが自ら設定した「人生のビジョン(実現したいこと)」の傾向に関する調査結果を公表した。分析の結果、最多のテーマは「心の安定・自分らしさ」(46%)となり、「挑戦・夢の実現」(18%)や「お金・経済的自立」(5%)を大きく上回った。また、特定の目標を成し遂げることよりも、穏やかな日常などの“ありたい状態”を重視する姿勢がうかがえる内容となっている。
心の安定を望む「状態型」のビジョンが多数派に
同調査において「人生で実現したいこと」のテーマを分析したところ、最も多かったのは「心の安定・自分らしさ」(46%)だった。次いで「家族・人間関係」(25%)、「仕事・キャリア」(20%)が続き、「挑戦・夢の実現」は18%、「お金・経済的自立」は5%にとどまった。
内容の傾向としては、「〜を達成する」「〜を成し遂げる」といった達成型の目標よりも、「穏やかでいたい」「機嫌よく過ごしたい」「自分らしくありたい」といった自身の状態を望む記述が多数を占めた。
性別や年代による違いとライフステージの影響


性別・年代を登録している20〜50代のユーザー753人を対象とした分析では、女性は20〜50代のすべての年代で半数以上が「心の安定」を選択した。年代が上がるにつれて比率は高まり、50代では60%に達している。
一方の男性は、30代・40代において「家族・人間関係」が「心の安定」と同率で並んでおり、ライフステージの変化が意識に反映されている傾向がみられた。
「心の安定」をビジョンに掲げたユーザーのうち、ビジョンの文面自体に悩みを記載していたのは32%だった。しかし、同じユーザーの直近のふりかえり投稿(512人・1人最大4件・計1,960件)を分析したところ、59%の人の投稿に何らかの悩みが表れていた。
具体的な内訳(いずれも512人に対する割合)は以下の通りとなっている。
- 自己否定・自分を責める:22%
- 気分の波・落ち込み:21%
- 不安・考えすぎ:19%
- 対人ストレス:19%
- 感情の起伏・イライラ:18%
これらには出来事そのものよりも、その後に一人で引きずる時間のつらさが共通しており、「穏やかでいたい」という望みの背景には「引きずらない自分になりたい」という意識があると読み取れるとしている。
株式会社ビルディット代表取締役CEOの富田陽介は、データに表れていたのは夢の不在ではなく穏やかでいられることが切実に求められている現実であり、心の安定は理想の自分に向かうための出発点であると指摘している。
調査概要
- 調査主体:株式会社ビルディット
- 対象:ふりかえりジャーナリングアプリ「Stockr」のユーザーのうち、別々の週に8週以上投稿し、かつ初回投稿から90日以上継続している4,379人の中で、人生のビジョンを設定していた1,198人
- 方法:個人を特定できない形に加工した利用データを、AIで10テーマに自動分類(1人最大2テーマ。掲載は該当者の少ない「その他」を除く主要9テーマ)。投稿の悩み分析は、同条件のユーザー512人について、集計時点から直近の投稿を1人最大4件(計1,960件)対象に実施
- 集計時点:2026年9月25日
- プライバシー:個人を特定できない形に加工・集計。ビジョンおよび投稿の原文は非公開
※本調査は「ふりかえりが続いている人のビジョン」の記述統計であり、特定のビジョンを書くことが継続につながるという因果関係を示すものではありません。テーマ分類はAIによる自動分類のため、比率には数ポイントの揺れがあり得ます。
本記事は株式会社ビルディットの発表をもとに作成されています。

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