三菱電機、AIエージェント基盤で国際規格ISO/IEC 42001の認証を取得
三菱電機株式会社は、自社グループのAI活用を支えるAIエージェント基盤について、AIマネジメントシステム(AIMS)に関する国際規格ISO/IEC 42001の認証を取得した。第三者認証機関であるSGSジャパン株式会社から2026年10月21日付で取得したもので、組織がAI固有のリスクを適切に管理するためのマネジメント要件に適合していることが認められた。今回の認証により、同社のAIエージェント基盤における安全性や信頼性を確保する体制が、国際的な基準に基づき運用されていることが示された。

認証取得の背景とガバナンスへの取り組み
AI技術の社会実装が進展する中、その品質や信頼性の確保が課題となっている。特に自律的な判断と実行を担うAIエージェントでは、モデル自体の性能だけでなく、データ選定や業務プロセスへの適用、人による監督、実行結果の評価や改善に至る開発・運用プロセス全体でのガバナンスが求められている。
三菱電機株式会社は、社会インフラなど信頼性が重視される分野に向けた高品質・高信頼なAIシステムの提供を重要な取り組みと位置づけている。その一環として、AIシステムの中核基盤であるAIエージェント基盤に対し、企画・開発から運用・改善までの全プロセスを対象とするAIMSを設計・構築した。これにより、リスク評価や人による監督、継続的なモニタリングを通じ、AIの活用とガバナンスの両立を図る。
今後の展開方針
三菱電機株式会社は今後、AIMSに基づく高度なAIガバナンスをグループ全体の経営基盤として定着させる方針だ。さらに、重要インフラ領域で培った知見やノウハウと組み合わせることで、高品質かつ信頼性の高いAIシステムを活用した製品やサービスの提供を目指すとしている。
認証登録の概要
今回の認証登録に関する情報は以下の通り。
- 適用規格:ISO/IEC 42001:2023
- 登録番号:JP26/00000357
- 登録組織:三菱電機株式会社
- 登録サイト:AXイノベーションセンター 基盤開発部
- 登録範囲:自社のAI活用を支える三菱電機AI Agent基盤の提供
- 認定機関:一般社団法人 情報マネジメントシステム認定センター(ISMS-AC)
- 認証機関:SGSジャパン株式会社
- 認証取得日:2026年10月21日
なお、AIエージェント基盤はAIエージェントを安全かつ効率的に活用するために同社が開発した共通基盤(詳細:https://www.giho.MitsubishiElectric.co.jp/giho/pdf/2026/2608103.pdf )を指す。また、規格の背景情報として経済産業省による2024年1月15日付のニュースリリース( https://www.meti.go.jp/press/2023/01/20240115001/20240115001.html )も公表されている。
三菱電機グループの概要と問い合わせ先
1921年に創業した三菱電機グループは、社会システム、エネルギーシステム、防衛・宇宙システム、FAシステム、自動車機器、ビルシステム、空調・家電、デジタルイノベーション、半導体・デバイスなどの多角的な事業を展開している。
- 連結売上高:5兆8,947億円(2025年度)
- 従業員数:約15万人
- グループ会社数:200以上
- 三菱電機のAI ウェブサイト:https://www.MitsubishiElectric.co.jp/ai/
本件に関する問い合わせ窓口は以下の通り。
- 窓口:三菱電機株式会社 デジタルイノベーション事業本部 AXイノベーションセンター
- 所在地:〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい4丁目4番5号 横浜アイマークプレイス
- E-mail:axc-contact@rb.MitsubishiElectric.co.jp
本記事は三菱電機株式会社の発表をもとに作成。
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