放課後等デイ利用児の睡眠時間、推奨9時間以上は31.3% 有信アクロス調査
放課後等デイサービス「ウィズ・ユー」を展開する有信アクロス株式会社(大阪府吹田市、代表取締役 原田健市)は、同施設を利用する児童の保護者を対象に実施した「放課後等デイサービスを利用するこどもの睡眠と生活実態に関するアンケート調査」の結果を公表した。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」等で示される小学生の推奨睡眠時間「9〜12時間」に対し、推奨水準である「9時間以上」を確保できている児童は全体の31.3%にとどまり、約7割が9時間未満であることが分かった。また、保護者の約半数がこどもの睡眠に何らかの課題を感じている実態も明らかになった。
推奨睡眠時間「9時間以上」の確保は約3割にとどまる
こどもの睡眠時間について尋ねたところ、「9時間以上」と回答したのは31.3%(339名)にとどまり、全体の68.7%(744名)が9時間未満という結果になった。
内訳をみると、最も多かったのは「8時間以上9時間未満」の44.5%(482名)だった。次いで「7時間以上8時間未満」が18.6%(201名)、「6時間以上7時間未満」が4.6%(50名)、「6時間未満」が1.0%(11名)となり、全体の24.2%(262名)が8時間未満の短い睡眠時間で過ごしている実態が判明した。小学生をはじめとする学童期では9時間以上の睡眠が推奨されているものの、宿題や家庭での過ごし方、寝つきの悪さなどにより、睡眠時間の確保が難しい現状が示されている。
「こどもの睡眠について気になることはありますか」という設問では、「特にない」と答えた保護者が50.0%(542名)だった一方、50.6%(548名)が何らかの悩みを抱えていると回答した。
具体的な理由(複数回答)では、「就寝時間が遅い(寝つきが悪い)」が23.5%(254名)、「朝起きるのがつらそう(起きられない)」が21.4%(232名)と上位を占めた。さらに「休日と平日で睡眠リズムが大きくずれる」が9.8%(106名)、「夜中に何度も目が覚める」が6.2%(67名)と続いた。
発達障害や発達に特性のあるこどもは、脳機能の特性や日中の緊張状態、感覚過敏などの影響によって体内時計の調整が難しく、睡眠障害や睡眠リズムの乱れを併発しやすいことが医学的にも指摘されている。布団に入っても頭が冴えて眠れないなど、特性に起因する困難さがうかがえる。
事業所に期待する支援は「運動・身体づくり」が最多
今後事業所に期待する支援についての設問(複数回答)では、「運動・身体づくり(体幹トレーニング、感覚統合など)」が52.7%(571名)で最多となり、次いで「基本的生活習慣の自立(着替え、片付け、挨拶など)」が42.3%(458名)となった。
自由記述欄には、「身体をしっかり動かした日はスムーズに眠りについてくれる」「日中に楽しく活動して発散することで、夜のイライラや生活の乱れが減った」などの意見が寄せられ、日中の活動量と睡眠の質に関連性を見いだす保護者の声が目立った。
運動療育を軸とした生活リズム改善支援を強化へ
調査結果を受け、ウィズ・ユーでは運動療育を軸とした睡眠・生活リズム改善支援を強化する方針を示している。
具体的には、感覚刺激を満たし心身の緊張を緩和させる感覚統合や体幹トレーニングを取り入れた運動療育の強化、連絡帳等を通じた家庭との生活リズムの共有や相談対応、理学療法士・作業療法士等の専門知見を取り入れた全事業所向けのスタッフ研修などを推進していくとしている。
調査および会社概要
アンケート調査の概要は以下の通り。
- 調査対象:放課後等デイサービス「ウィズ・ユー」をご利用中の児童の保護者様
- 調査期間:2026年10月6日~2026年10月20日
- 調査方法:インターネットアンケート調査
- 有効回答数:1,083件
発表元である有信アクロス株式会社の概要は以下の通り。
- 会社名:有信アクロス株式会社
- 所在地:〒564-0053 大阪府吹田市江の木町17-1 コンパーノビル8F
- 代表者:代表取締役 原田健市
- TEL:06-6339-8400
- URL:https://across-inc.jp
本記事は有信アクロス株式会社の発表をもとに作成。
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