ThinkingAIがAIサミットを東京で11月10日に開催へ 日韓の事例を紹介
ThinkingAIは、2026年11月10日(火)にシティホール&ギャラリー五反田(東京都品川区)で「ThinkingAI Summit 2026 Tokyo」を開催する。同社は2026年10月20日に韓国・ソウルで先行イベントを開催しており、東京会場では韓国と日本の企業によるAI Agentの活用事例などが紹介される予定となっている。参加費は無料で、定員は300名(先着順)となっている。

先行するソウル開催で示されたAI導入成果と課題
2026年10月20日に韓国・ソウルの섬유센터(繊維センター)Tex+Fa Hallで開催された「ThinkingAI Summit Seoul 2026」には、約400名が参加した。同イベントでは、新規アップデート期間が20日から数日に、A/Bテストの事前検証が2〜3時間から15分に短縮された実例などが共有された。
一方で、関係者間での説明や承認、導入の意思決定、AIが出力した数値の検証にかかる時間といった課題も浮き彫りとなった。成果の差を分けた要素として、モデルの性能差ではなく、文脈の蓄積や判断基準の策定、分析から実行までを一連のループでつなぐ組織構造の重要性が挙げられた。

具体例として、韓国のゲーム開発チームUnderdoxは、データエンジニアや分析担当者が不在の6名体制において、AI Agentがゲームログを読み取り専用で分析する仕組みを構築した。課金上位ユーザー1人分の離脱解析手法を高額課金ユーザー全体に広げて共通パターンを特定し、別の検証Agentによる原因の精査を経て、人が実装のレビューとマージを担う運用を行っている。また、Blue Hole StudioのSeedチームは文書作成より先にビルドを作る進め方に変更し、新規武器の追加期間を20日から1日に短縮したほか、AIとの作業記録蓄積によりAIコストを約60%削減した。あわせて、ONE storeとJoshua&Companyによる対談も行われた。
東京会場の登壇企業とセッション予定
東京で開催されるサミットでは、ソウルに登壇したUnderdoxが再び参加し、AIの分析結果が事業成果にどう結びついたかについて語る。2026年10月23日時点における主なセッションおよび登壇予定者は以下の通りとなっている(敬称略、講演タイトルは一部調整中、登壇者は順次追加予定)。
- 基調講演:東京藝術大学 三宅 陽一郎 氏
- 株式会社タカラトミー:「“狙ったデッキをどう活躍させ、どう抑え込むか?” 勝率と使用率からメタを読み解くDCGバランス調整の裏側」
- 株式会社Betimo:「リリースから成長し続けるBetimoの裏側、車券購入アプリならではのデータによるアプローチ」
- 多牛科技(中国):「AIツールからAIネイティブ企業へ:中国企業におけるAI Agent導入の実践と考察」
- イマジニア株式会社:「『メダロットサバイバー』のデータ活用で、現場で試して分かったこと」
このほか、株式会社ブシロード、Underdox(韓国)、株式会社Mirrativの登壇も予定されている。
- 名称:ThinkingAI Summit 2026 Tokyo
- 日時:2026年11月10日(火)12:30開場、本編13:00から18:35、懇親会19:00から21:00
- 場所:シティホール&ギャラリー五反田(東京都品川区西五反田8-4-13 五反田JPビルディング3階)
- 定員:300名、先着順
- 参加費:無料
- 対象:事業・運営・マーケティング・CRM・データ・AIの責任者の方
- 主催:ThinkingAI
ThinkingAIの概要
ThinkingAI(Thinkingdata Co., Ltd.)は2015年設立のデータソリューション企業で、東京・上海・シンガポール・ソウル・サンフランシスコに拠点を構えている。ゲーム業界を中心に累計1,500社以上のデータ活用支援実績を持つ。
同社が手掛けるエンタープライズ向けAI Agentプラットフォーム「Agentic Engine」は、売上やユーザー数、ユーザーの声の変化をAgentが自ら検知し、原因分析から施策立案・実行までを担う設計となっている。データの収集・分析から施策実行までを単一プラットフォームで進めることで、担当者が判断と承認に集中できる環境を目指しており、AI Agentの機能は開発進捗にあわせて段階的に提供していくとしている。
本記事はThinkingAIの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



