御殿場ガス、全約4,600戸にスマートメーター導入へ 2028年末の完了目指す
静岡ガス株式会社のグループ会社である御殿場ガス株式会社は、供給エリア内の全戸を対象に都市ガススマートメーターの導入を開始します。2026年11月から順次取り替えを行い、2028年末までに約4,600戸への設置完了を目指します。あわせて、スマートメーターのデータを活用した地中ガス導管の異常検知技術について、国立大学法人千葉大学大学院工学研究院との共同研究による実証も実施します。

2026年11月から約4,600戸へ順次導入
静岡ガスグループにおけるスマートメーター導入の取り組みの一環として実施されるもので、御殿場ガス供給エリア内の約4,600戸に設置されている既存のマイコンメーターを順次更新します。
スマートメーターは、従来のマイコンメーターに比べて高度な保安機能と通信機能を備え、遠隔でガス使用量や圧力の取得、ガスの遮断・復帰ができる次世代型のガスメーターです。2026年11月から順次取り替えを進め、2028年末までに全戸への設置完了を目指す計画です。自然災害の激甚化や気候変動への対応が求められるなか、エネルギー分野でのデータ活用を通じて、ガス供給の安全性向上や緊急時・災害時の保安体制強化、レジリエンス向上に貢献するとしています。
遠隔監視と自動検針で安全性や利便性を向上
スマートメーターの導入により、ガスの使用状況や圧力を遠隔で監視できるようになり、ガス漏れや導管の異常の早期発見と迅速な対応が可能になります。また、緊急時や災害時には遠隔操作でガスを速やかに遮断し、安全を確保できます。
利便性の面では、ガス使用量が自動で送信される仕組みにより、検針員による訪問検針が不要となる自動検針を2028年以降に開始する予定です。さらに、スマートメーターで得られるデータを活用し、利用者の日々のくらしに役立つサービスの実現に向けた検討も進められます。

千葉大学大学院工学研究院とAIを活用した異常検知実証へ

スマートメーターから得られる圧力・流量データを活用し、地中のガス導管の状態を把握する実証も行われます。実証では、AIに導管の詰まり(閉塞)などにともなう異常パターンを学習させ、その結果を活用して異常箇所を早期に検知する技術の有効性を検証します。
このAIを活用した異常検知技術の開発は、国立大学法人千葉大学大学院工学研究院との共同研究として実施されます。研究代表者は丸山喜久教授が務め、共同研究期間は2026年11月1日〜2028年10月31日です。

本記事は御殿場ガス株式会社および静岡ガス株式会社の発表をもとに作成
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