グラミー賞ラッパーNAS、大阪で『イルマティック』30周年ライブ

グラミー賞受賞歴を持つヒップホップ界のレジェンドラッパー、NAS(ナズ)が、1994年に発表したデビューアルバム『Ilmatic』の30周年を記念して、2024年9月18日に大阪のZEPP NAMBAでスペシャル・ライブの単独公演を行うことが発表された。

NASは、90年代初頭から現在まで数多くの名曲を生み出し、ヒップホップシーン最高のラッパーの一人として君臨。代表曲には「It Ain’t Hard To tell」、「The World Is Yours」、「One Love」、「N.Y. State Of Mind」などがある。その後も『It Was Written』、『I Am…』、『Stillmatic』、『God’s Son』、『Street’s Disciple』など、数々の名盤をリリースしてきた。

2020年には『King’s Disease』でグラミー賞最優秀ラップアルバム賞を受賞し、続編の『King’s Disease II』と『King’s Disease III』もノミネート。さらに、2021年の『Magic』、2023年の『Magic 2』に続き、50歳の誕生日には『Magic 3』をサプライズリリースし、日本のナイトライフに捧げた「Japanese Soul Bar」で日本語ラップを披露して話題を呼んだ。

そんな彼のキャリアにおいて『Illmatic』は、ヒップホップ界に確かな足跡を残してきた革新的かつ敬愛される作品であり、リリースから30年が経った今なお、その文化的影響力は続いている。最近では、米ワシントンD.C.のケネディセンターで国立交響楽団とのコラボレーションパフォーマンスが行われ、ドキュメンタリー『Time Is Illmatic』が米国議会図書館の国立録音物として保存されるなど、アルバムへの賞賛は絶えない。

チケットは6月29日から一般発売され、1Fスタンディングが13,000円、2F指定席が15,000円(いずれも税込・ドリンク代別)となっている。NASの初来日公演となる今回のライブは、日本のファンにとって見逃せないイベントとなりそうだ。