米PTCがクラウド製品コラボレーションツールPTC Jetstreamを提供開始
米PTCは2026年10月21日、クラウドかつAIネイティブの製品コラボレーションソリューション「PTC Jetstream™」の提供開始を発表した。社内チームやサプライヤー、パートナーが安全な環境のもと、2Dおよび3Dの製品コンテンツをブラウザ上でレビューできるようになる。会話や意思決定を同社のPLMソリューション「Windchill®」などの製品データと直接結び付け、製品開発スピードの向上と手戻りの削減を支援する。
開発プロセスにおける議論と製品データを直接連携
製品の複雑化が進むなか、企業には組織全体の知見を製品開発プロセスに取り込むことが求められているが、従来のレビューや議論は分断されたツールやプロセス上に散在しがちであった。PTC Jetstreamは、チームや関係者がリアルタイムおよび非同期でコラボレーションできる共有環境を提供する。
会話、フィードバック、意思決定をWindchillなどで作成・管理される製品データと直接結び付けることで、ガバナンスやトレーサビリティを維持しながら、より生産的なコラボレーションを実現するとしている。
PTC Jetstreamの主な機能は以下の通りとなる。
- 安全なコラボレーションルーム:指定した従業員、サプライヤー、パートナー向けにアクセス制御されたワークスペースを作成し、製品レビューに参加できる環境を提供する。
- ブラウザベースの製品レビュー:CADやPLM環境を利用していない参加者でも、対応する2D・3D製品データをブラウザ上で閲覧できる。
- コンテキストに基づくフィードバック:コメントやマークアップをレビュー対象コンテンツと関連付けて管理できる。データのバージョン、レビュー担当者、レビュー日時、設計ビューなどの関連情報も保持される。
- AIによるコラボレーションサマリー:重要な議論や決定事項、次のアクション、担当者などを自動的に要約し、チームがレビュー全体の進捗状況を迅速に把握できるよう支援する。
- Windchillとの連携:Windchillから直接コラボレーションを開始し、製品データをコラボレーションルームへ共有できる。また、レビュー中に発生した課題や意思決定の履歴をWindchillへ戻すことで、合意内容や判断の理由を把握できる。
意思決定の背景を統合し製品開発を効率化
GE Appliancesデジタルエンジニアリング担当シニアディレクターのDave Leone氏は、関係者が迅速にレビューへ参加し必要な情報にアクセスできる点を評価した上で、「エンジニアリングチームはプロセス管理に費やす時間を削減し、本来注力すべき技術的な課題の解決に、より多くの時間を充てられるようになります」とコメントしている。
また、PTC チーフ・プロダクト・オフィサー(CPO)のJon Stevenson氏は、あらゆる関係者が直接的に製品づくりへ参加できる環境を提供し、意思決定の背景情報をWindchillへ反映することでコラボレーションを製品開発プロセスの一部として統合できると述べている。同社は、PTC JetstreamやWindchillなどを通じて「Intelligent Product Lifecycle」のビジョンを推進していく方針だ。
関連情報・企業概要
PTC Jetstreamの詳細は「ptc.com/products/ptc-jetstream」で公開されている。
PTCの概要
- 本拠地:米国マサチューセッツ州ボストン(CEO:ニール・バルア)
- 証券コード:NASDAQ:PTC
- 規模:7,000名以上の従業員、世界30,000社以上の顧客企業をサポート
- 公式サイト:www.ptc.com
PTCジャパン株式会社の概要
- 設立:1992年3月
- 本社:東京都中央区(社長執行役員:神谷 知信)
- 国内事業拠点:4事業拠点
- 主力製品:Creo、Onshape、Windchill、Codebeamer、ServiceMax
- 公式サイト:https://www.ptc.com/ja
本記事は米PTCの発表をもとに作成しています。
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