金虎酒造、酒蔵敷地に宿泊施設ゲストハウス虎竹庵を開業へ 11月予約受付開始
愛知県名古屋市北区の金虎酒造株式会社は、酒蔵の敷地内に一棟貸しの宿泊施設「ゲストハウス虎竹庵(こちくあん)」を開業することを発表しました。1845年(弘化2年)創業の同社が、酒蔵に滞在して歴史や文化に触れてもらうための新たな拠点として計画したもので、2026年11月の宿泊予約受付開始を目指して準備を進めています。マネージャーには旅行業と酒造りの双方の経験を持つアメリカ出身の蔵人、ホイ・ナサニエル氏が就任します。

創業180年の歴史を持つ酒蔵が宿泊事業へ挑戦
金虎酒造は1845年(弘化2年)、善行寺街道沿いの山田村(現在の名古屋市北区山田町)で創業しました。農村だった周辺地域が住宅や商業施設の並ぶ市街地へと変化する中、同社は地域に根差し、180年以上にわたり酒造りを続けてきました。

同社は「歴史と風土と人の縁、名古屋を醸す」という社是を掲げ、伝統的な酒造りを進めるとともに、酒蔵見学や蔵開放イベントなど地域と人をつなぐ取り組みを行っています。今回開業する虎竹庵は、酒蔵を訪れるだけでなく滞在してもらうことで、日本酒や名古屋の文化により深く親しんでもらうことを目指しています。
代表取締役で七代目蔵元の水野善兵衛氏は、酒蔵が日本酒を造る場であると同時に土地の歴史や文化が詰まった場所であるとし、虎竹庵での滞在が名古屋や日本酒を好きになるきっかけになれば嬉しいと述べています。

旅行業経験を持つアメリカ出身の蔵人が運営を担当
ゲストハウスのマネージャーを務めるホイ・ナサニエル氏(通称ネイト)はアメリカ出身で、2005年6月に来日しました。2010年に南山大学で日本語を学ぶため名古屋へ移り、東海地方を生活の拠点としています。




同氏は旅行業界で勤務する一方で日本酒の専門資格を複数取得し、コロナ禍の約2年間は金虎酒造でパートタイムの蔵人として酒造りに携わっていました。2026年にはそれまでの仕事を辞めて本格的に酒造りの道へ進むことを決め、同社の蔵元へ相談したことを機に、進行中だったゲストハウス計画と合流することになりました。旅行業界の知見と酒造りの現場経験を生かすため、蔵人とゲストハウスマネージャーを兼任する形で2026年9月に入社しています。
ホイ・ナサニエル氏は、自身の経験を生かして旅の拠点や日本酒を学び味わう場として役立てたいとしています。
代表銘柄「虎変」の飲み比べを提供、最大6名の一棟貸し
虎竹庵は、宿泊者のプライベートな時間を確保できる一棟貸しの施設です。2階には寝室を2室設けてシングルベッドを2台ずつ配置し、1階のソファーベッドと合わせて最大6名まで宿泊できます。各階にトイレを備えるほか、乾燥機など長期滞在に適した設備を導入し、セルフチェックイン方式を採用しています。
宿泊者への特典として、全国新酒鑑評会金賞受賞酒「大吟醸 虎変」を含む代表銘柄「虎変」の300ml入り日本酒3種類を無料で提供します。日本語と英語に対応したテイスティングシートや酒器、燗酒用具も用意し、温度による味わいの変化など日本酒の楽しみ方を提案する構成となっています。
金虎酒造は大曽根エリアをはじめとする周辺の飲食店や商店街などとも連携しながら、発酵文化をはじめとする地域の魅力を国内外に発信していく考えです。
施設概要
- 施設名称:ゲストハウス虎竹庵(こちくあん)
- 所在地:愛知県名古屋市北区(金虎酒造敷地内)
- 運営:金虎酒造株式会社
- マネージャー:ホイ・ナサニエル
- 宿泊形態:一棟貸し
- 最大宿泊人数:6名(推奨4〜5名)
- 客室:寝室2室、シングルベッド4台、ソファーベッド
- 宿泊特典:金虎酒造「虎変」300ml×3種類の飲み比べセット
- 宿泊予約:Airbnbにて受付
- 予約受付開始:2026年11月予定
- 宿泊料金:一泊2名30000円~、4名40000円~(週末料金設定あり)
本記事は金虎酒造株式会社の発表をもとに作成しています。
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