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講談社VRラボの猫が見えたら、高雄映画祭XR部門で最高賞など2冠を受賞

株式会社講談社VRラボが企画・制作した和田淳監督のVRアニメーション映画『猫が見えたら』(2025年)が、台湾・高雄市で開催された「高雄映画祭」のXR部門において、最高賞である「XR Golden Fireball Award」および特別賞「XR Spark Award」を受賞した。本年度ノミネートされた29作品の中から、審査基準である「感情・物語・アート」に優れた作品として最高賞に選出されたほか、多角的な視点から評価される賞もあわせて獲得した。

高雄映画祭XR部門で2つの賞を受賞

台湾の高雄市で毎年開催される高雄映画祭は、近年アジア最大級のXRの祭典として世界中からイマーシブ作品が集結している。今回最高賞の「XR Golden Fireball Award(XR金火球大賞)」に選ばれた『猫が見えたら』は、2024年より新設された「XR Spark Award(XR火種観察団大賞)」も併せて受賞した。本賞は異分野の代表者が選出し、XR領域にとどまらない広い視野からテーマや制作クオリティ、体験などの視点を経て贈られるものである。

受賞にあたり、和田淳監督は「僕一人では生み得なかった作品なので、一緒に生んでくれたチームのみなさんにおめでとうと言いたいです。」とコメントを寄せている。

精神医療の課題を描く和田淳監督初のVR作品

『猫が見えたら』は、世界的に著名な短編アニメーション作家である和田淳監督による初のVR映画作品である。関係者への綿密な取材を基に、日本の精神医療が抱える諸課題をアニメーションスタイルとVRの没入感を融合させて映像化した。作中では、死んでしまった愛猫が幻覚として見える少年が精神疾患と診断されて入院する過程を、プレイヤーが幻覚の猫の目線となって見守る構成となっている。

キャスト陣には、主人公「なおき」役にアニメ声優およびVR作品への出演が初となる俳優の若葉竜也を起用し、母親役を同じくVR初挑戦となる俳優の遊井亮子が演じている。

国際的な評価と配信プラットフォーム

本作は第82回ヴェネツィア国際映画祭でのノミネートを皮切りに、これまでに22の国際映画祭で受賞や招待上映を果たしている。現在はSteamおよびMetaの各プラットフォームで発売されている。

作品の概要は以下の通りである。

  • 作品名:猫が見えたら(英題:IF YOU SEE A CAT)
  • 作品尺:約37分
  • ジャンル:VRアニメーション
  • 企画・制作:講談社VRラボ
  • 製作:講談社
  • 制作:2025年10月完成

制作スタジオの概要

東京都中央区に本社を構え、代表取締役を石丸健二が務める株式会社講談社VRラボは、2017 年10 月に総合出版社の講談社とデジタルアニメーションスタジオのポリゴン・ピクチュアズにより設立されたスタジオである。VRを中心としたエンターテイメントの企画・研究を行っている。

本記事は株式会社講談社VRラボの発表をもとに作成されています。

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