子どものお絵描き苦手意識の原因1位は周りとの比較 親の意識調査で判明
オンラインイラスト教室のアタムアカデミーを運営する株式会社アタムは、小学生以下の子どもがいる保護者498人を対象に実施した「子どもがお絵描きに苦手意識をもつ原因に関する意識調査」の結果を発表しました。調査によると、苦手意識を持つ原因の最多は「周りと比べてしまう」であり、約4割の保護者が子どものお絵描きに口を出してしまう経験があることが分かりました。また、自信を持たせるために必要なこととしては「絵について褒める」が6割以上の支持を集めています。
苦手意識の原因は他者との比較や否定的な反応が上位に
小学生以下の子どもを持つ保護者に苦手意識の原因を尋ねたところ、1位は「周りと比べてしまう(35.9%)」でした。次いで2位が「ネガティブな反応をされる(21.1%)」、3位が「思った仕上がりにならない(17.9%)」となっています。以降には4位「細かく指示される」、5位「他人に評価される」、6位「褒めてもらえない」、7位「上手さを求めすぎる」が挙がりました。
園や学校の教室で作品が掲示されたりSNSを目にしたりすることで他者との差を意識してしまうケースや、周囲から否定的な言葉をかけられることが自信の喪失につながっている状況がうかがえます。また、技術面が追いつかず思い通りに描けないギャップを原因に挙げる声も寄せられました。
子どもの描く絵に口を出してしまう親は40.4%
子どものお絵描きに対して口を出してしまうことがあるかを尋ねる設問では、「よくある(3.6%)」と「たまにある(36.8%)」を合わせて40.4%となりました。
頻繁に口を出すケースは少ないものの、4割以上の家庭で口出しの経験があることが示されています。大人が良かれと思って出すアドバイスであっても、指示や指摘の仕方によっては子どもの自由な表現を狭めてしまう要因になり得るとされています。
自信をつける工夫は褒めることや作品を飾る姿勢が最多


子どもがお絵描きに自信を持つために必要なことについての質問では、1位が「絵について褒める(65.5%)」となりました。2位には「描いた絵を飾る(20.9%)」、3位には「自由に描かせる(17.9%)」が続いています。さらに4位「絵の描き方を学ぶ」、5位「たくさん描く」、6位「描いた絵について話す」、7位「親も一緒に描く」が挙げられました。
作品の完成度だけでなく、色使いや描く工程、取り組む姿勢を認める工夫をしている保護者の声が目立ちました。また、作品を室内に飾ることで肯定的なメッセージを伝えたり、過度な口出しを控えて自由に描かせたりすることが意欲向上につながると考えられています。
専門家は正解を求めずに見守る重要性を指摘
今回の調査結果について、絵本『野球しようぜ!大谷翔平ものがたり』(文・とりごえこうじ/世界文化社)で第34回けんぶち絵本の里大賞アルパカ賞を受賞したイラストレーターで絵本作家の山田花菜氏は考察を寄せています。
山田花菜氏は「本来、子どもが描く絵には正解はなく、自由に表現するもの。親や先生には、そのことを前提に見守って欲しいです」と述べており、学校の授業などで他者と比べざるを得ない環境があることに触れつつ、周囲の大人が評価にとらわれず見守ることの大切さを示しました。
調査概要と運営会社
調査の概要および発表元の情報は以下の通りです。
- 調査対象:小学生以下のお子さんがいるパパ・ママ
- 調査期間:2026年9月30日~10月1日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:498人(女性409人/男性89人)
- 回答者の年代:20代 11.2%/30代 51.5%/40代 32.1%/50代以上 5.2%

株式会社アタムは東京都港区に拠点を置き、代表取締役は宮澤惇が務めています。子どもの創造性を育てるオンラインイラスト教室「アタムアカデミー」( https://atam-academy.com/ )を展開しています。
本記事は株式会社アタムの発表をもとに作成しました。
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