岡山大学の学生らがフェニテックセミコンダクターを訪問 半導体製造現場を見学
国立大学法人岡山大学が事務局を務める岡山半導体研究教育推進委員会(OSRE)は2026年9月29日、フェニテックセミコンダクター株式会社本社岡山第1工場(岡山県井原市)への見学を実施しました。同大学の理学部・工学部、大学院の学生15人と教職員が参加し、半導体製造の現場を視察しました。同社は半導体製造の前工程を担うファウンドリメーカーとして、シリコン(Si)や炭化ケイ素(SiC)を用いたウェハー加工などを手がけています。




独自技術とモノづくりへの姿勢を学ぶ
見学に先立ち、製造工程や同社独自の技術力に関する説明が行われました。説明では、新たな製品開発のきっかけを見いだす調査活動や、既存製品の課題解決に向けた取り組みが紹介されました。参加した学生たちは技術力だけでなく、顧客の課題に向き合いモノづくりに取り組む技術者の姿勢に関心を示しました。
工場見学と現場での質疑応答
続く工場見学では、光の干渉色によって虹色に変化するウェハーの様子や、感光を防ぐために半導体工場特有のイエローランプ(オレンジ色の照明)が用いられている理由、自動外観装置による品質管理などについて解説を受けました。学生からは、全工程が自動化されていると思っていたという感想や、日本のモノづくり技術の結晶であると感じたという声、同社の技術力を強みに顧客ニーズへ柔軟に対応している点が印象的だったという意見が寄せられ、積極的な質疑応答が行われました。
見学後のアンケートでは、自身の研究分野が半導体産業を支える一端を担っていることへの気付きや、研究で培った知識・技術が現場で生かせると感じたこと、就職先として興味を持ったことなどが挙げられました。専門分野と社会とのつながりを実感し、将来のキャリアを考える機会となった様子がうかがえます。



岡山半導体研究教育推進委員会は、産学連携による実践的な学びの機会として、同様の工場見学の第2弾および第3弾を10月末と1月に計画しています。詳細な日程や募集要項は、同委員会の公式Webページで順次案内される予定です。
本記事は国立大学法人岡山大学の発表をもとに作成しました。



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