エクボ、指先光刺激技術 暖ぼ~る を公開 パートナー募集を開始
神奈川県厚木市に拠点を置くエクボ株式会社は、約20年前に開発しこれまで会員を中心に扱ってきた指先光刺激技術「暖ぼ~る」を広く社会へ公開すると発表した。あわせて、技術の新たな研究や応用に向けたパートナーの募集を10月21日より開始した。本技術は、爪の生え際周辺への刺激を近赤外光によって痛みなく行うことを目指して開発されたものである。
車椅子の女性からの相談を機に自動装置の開発へ

「暖ぼ~る」の開発は、2004年に重い身体症状により車椅子で生活していたドイツの女性から届いた一通の相談メールが契機となった。当時同社が取り組んでいた「爪もみ」は爪の生え際を自らの指で刺激する方法であったが、麻痺や握力低下がある人には十分な刺激が行えないという課題が浮き彫りになった。そこで同社は、人の手に頼らず痛みを伴わずに指先へ刺激を届ける手段として、光を用いた刺激技術の探索に着手した。

近赤外光による「暖ぼ~る」の誕生と特許化
開発にあたっては、故 福田稔医師や故 安保徹医師らの研究を背景とする「爪もみ」の知見と、低エネルギーレーザーを指先に照射した生体刺激研究が結びつけられた。約2年半の開発期間を経て形となった「暖ぼ~る」は、5本の指を装置に入れてスタートボタンを押すだけで、近赤外光によって指先の反応点を痛みなく刺激する仕組みを備えている。
本技術は2006年10月に初めて公開され、820~920nm、特に870nm付近の近赤外光やパルス照射などを含む技術として特許化された。2007年には有名ファッション誌の「Best of Mini」企画において健康・美容機器の一つとして選定・掲載されるなど、外部からも関心を集めた。
光と生体の研究進展を受け社会公開と共同研究を推進
開発から約20年が経過し、赤色光や近赤外光を生体に照射して反応を研究するPhotobiomodulation(PBM)をはじめ、光と生体の関係をめぐる研究が進展している。エクボ株式会社は、蓄積された知見をもとに技術を新しい視点から捉え直し、さらなる研究や社会貢献につなげるため社会公開に踏み切ったとしている。同社は意見交換や共同研究を視野に、研究者、大学・研究機関、企業などの新たなパートナーを募っている。
エクボ株式会社(EQBO Inc.)の社名は、海王星の外側の軌道にある星屑が集まったベルト状の天体であるエッジワース・カイパー・ベルト・オブジェクト(Edgeworth-Kuiper Belt Object)に由来している。
- 会社名:エクボ株式会社(EQBO Inc.)
- 代表者:代表取締役 清水 美裕
- 所在地:〒243-0021 神奈川県厚木市岡田3050 厚木アクストメインタワー6F
- 設立:2000年5月
- 事業内容:高周波・電磁応用技術、電子計測装置、電位制御・静電シールド技術の研究開発および製品化
- URL:https://eqbo.jp
本記事はエクボ株式会社の発表をもとに作成。
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