岩崎電気のカメラ付きLED道路灯と管理システム、横浜市の道路管理業務に採用
岩崎電気が開発・提供するカメラ付きLED道路灯およびクラウド管理システムが、神奈川県横浜市が推進するICT(情報通信技術)を活用した道路管理業務に採用された。少子高齢化に伴う労働力不足や大規模災害の頻発を背景に、道路パトロールや点検業務の効率化、緊急輸送道路の被災状況の早期把握を図る。同市は2025年度までに40基のカメラ付きLED道路灯を設置する計画だ。

導入の背景と今後の展開
近年、少子高齢化による労働力不足や大規模災害の頻発により、道路パトロールや点検業務の人材確保、緊急輸送道路における被災状況の早期把握が課題となっている。これに対し神奈川県横浜市は、ICT(情報通信技術)を活用した道路管理業務の効率化の一環として、岩崎電気のカメラ付きLED道路灯とクラウド管理システムを採用した。

同市は2025年度までに40基のカメラ付きLED道路灯を設置し、さらに2027年度までに緊急輸送道路の交差部を中心とした約100か所への展開や、道路管理業務の高度化に向けた応用展開についても検討している。

採用されたカメラ付き道路灯は、道路管理に適した独自の構造を備えている。主な特長は以下の通りである。
- 既設の灯具交換で対応可能のため、カメラ用のポール設置が不要
- 高さ8~12mの高所からの撮影により、道路の俯瞰映像が取得可能
- 2個のカメラ構成により、上り車線と下り車線の映像を同時に取得可能
- 照明とカメラが一体のため、夜間映像も明るくかつ影が発生しにくい
- 雨天時もカメラが雨に濡れにくい器具構造で、カメラのみの交換も可能

一般的な監視カメラと比較して、高所からの俯瞰視点により遠方まで状態が把握できるほか、夜間照明位置と視点位置が一致するため影が発生しにくく、違和感のない画像で形状を把握しやすい利点がある。

あわせて導入されるクラウド管理システムは、現場の映像を効率的かつ安全に管理するための機能を備えている。

- 地域BWA(地域広帯域移動無線アクセス)通信により、リアルタイム動画表示を実現
- クラウド上の静止画及びカメラ内の動画データと連携した過去映像の確認が可能
- 複数カメラの分割表示に対応
- 2要素認証によるセキュアなシステムログイン
なお、システムのクラウド基盤にはAWS(Amazon Web Services:アマゾン ウェブ サービス/Amazon Web Services, Inc.により提供されるクラウドコンピューティングサービス)が用いられている。岩崎電気は、ICTと照明技術を融合させた製品やサービスの提供を通じ、自治体の道路管理業務の効率化と安全・安心な社会の実現を目指すとしている。
本記事は岩崎電気の発表をもとに作成
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