浅田政志の写真展が箱根で開催へ 彫刻の森美術館で神奈川4町の作品を展示
神奈川県立県民ホールは、写真家の浅田政志が県内各地を撮影する企画「カナガワ ポトガラヒー 出張浅田撮影局|箱根編」を、2027年1月16日から彫刻の森美術館で開催する。休館中の同ホールが進める県域展開事業の一環で、これまでに撮影した開成町、真鶴町、中井町、箱根町の4つの町の写真を一堂に展示する。会場となる彫刻の森美術館内の「丸太広場キトキ」では、同時展示として開成編・中井編・真鶴編も公開される。
明治の手彩色写真をモチーフにした撮影企画





本企画「カナガワ ポトガラヒー」は、写真が日本に上陸した当時のphotography(フォトグラフィー)の呼び方に由来する。日本の写真発祥の地のひとつである神奈川(横浜)を舞台に、浅田が昔の写真師のように各地へ出張撮影を行い、地域の魅力を発信している。

展示される作品は、明治時代に外国人向けの土産物として親しまれた手彩色の風景・風俗写真「横浜写真」をモチーフとしており、古いモノクロ写真に色をのせたようなレトロな風合いで神奈川の風景や人を写し出している。浅田は、日本の写真発祥地のひとつである横浜での展示をきっかけに、当時の写真師と同じ熱量で現代のカメラを手に市町村を巡るプロジェクトが始まったと振り返っている。
浅田は写真集「浅田家」で「第34回木村伊兵衛写真賞(2008年度)」を受賞し、東日本大震災の被災写真を救済した活動を記録した「アルバムのチカラ」でも知られる。2020年には両作を原案とした二宮和也主演の映画『浅田家!』が公開され、ワルシャワ国際映画祭で邦画初の最優秀アジア映画賞を受賞した。広告や雑誌をはじめ、秋山竜二による『クリエイターズファイル』などを手掛けるほか、2025年4月には三重県津市の四天王寺内に「ポトガラヒースタジオ」を開設している。
彫刻の森美術館で4つの町を巡る作品を公開
2025年度には開成町と真鶴町で撮影と展示が行われた。2026年度は中井町と箱根町を舞台に実施され、公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団の協力により、これら4つの町で撮影されたすべての写真が展示される。
撮影には箱根町のみなさんをはじめ、芦之湖漁業協同組合、一般財団法人箱根町観光協会、金太郎茶屋、群舞 箱根ソーラン座、娯楽センター七福、彫刻の森美術館、箱根甘酒茶屋、箱根大平台温泉組合 姫之湯、箱根観光ガイド協会、ハコネマウンテンリッパー、箱根湯本観光協会、箱根湯本芸能組合、浜松屋、よこやまボートが協力している。
神奈川県民ホールの県域展開事業
神奈川県民ホールは休館期間中、神奈川県内33市町村全地域の文化施設や公共スペースへと活動の場を広げている。オペラ、邦楽、ジャズ、写真展など多彩なジャンルの文化活動を展開しており、この県域展開事業「KANAGAWA 33 ACT」を身近に感じてもらうためのロゴマークとコミュニケーションワードが策定されている。


展示およびイベントの概要


展示および初日に実施される関連イベントの詳細は以下の通り。
- 企画名:カナガワ ポトガラヒー 出張浅田撮影局|箱根編(同時展示:開成編・中井編・真鶴編)
- 会期:2027年1月16日(土)~3月22日(月・休)
- 時間:9:00~17:00 ※年中無休(初日は10:00~/入館は閉館の30分前まで)
- 会場:彫刻の森美術館 丸太広場キトキ(神奈川県足柄下郡箱根町ニノ平1121)
- 料金:美術館入館料(一般2,000円、大学生・高校生1,600円、中学生・小学生800円、未就学児無料)に含まれる
- 主催:神奈川県立県民ホール(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団)
- 共催:公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団
- 後援:箱根町・箱根町教育委員会
- 詳細Webサイト:https://www.kanagawa-kenminhall.com/d/kanagawa_photo_2026_hakone
会期初日となる1月16日(土)には、10:00~11:00に展示会場にて浅田と撮影を振り返る「オープニングお披露目会」が、13:30~14:30には写真を通した活動や思いを語る「トークイベント」が開催される。
本記事は神奈川県立県民ホールの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



