累計300万部突破のマイブック、日記ブーム受け東アジアの書店ランキングで1位
手帳や日記として使用できる白い文庫本の先駆け『マイブック』が、累計発行部数300万部を超えるロングセラーとして国内外で支持を広げています。近年はSNSの「日記界隈」をきっかけに若年層の需要を取り込んでおり、昨年は24年ぶりの18万部を突破しました。国内にとどまらず東アジア地域でも人気が高まっており、海外の主要書店でランキング1位を獲得しています。




Z世代を中心に広がる日記ブーム
世界的に日記やジャーナリングが広がるなか、『マイブック』は若い世代を中心に人気を集めています。ブームとなった直近2年間では、購買層の約3割を20代以下が占めており、日々の出来事を記録するライフスタイルが幅広い世代に浸透しています。
背景には、SNSが日常に浸透したZ世代において、デジタルから離れて自分自身と向き合いたいというニーズが存在します。SNS上で日記を共有する「日記界隈」の投稿が認知拡大につながる一方、購入者の多くは発信目的ではなく、自分のために日々の出来事や気持ちを手書きで記録し、頭や心を整理する習慣として取り入れている傾向がみられます。
『マイブック』は、手帳や文具ではなく一冊の「本」として日々を記録できる点が特徴です。新潮文庫ならではのスピン(栞)が備わっているほか、中面は日付と曜日のみが入った白紙のため、縦書きや横書き、絵を描く、チケットを貼るといった自由な使い方ができます。通常の文庫よりもしっかり開く製法がとられており、572円(税込)という価格も手に取りやすさにつながっています。
作品は1999年の初刊行以来、アートディレクターの大貫卓也さんが企画・デザインを手がけています。なお、初回分には新潮文庫の名作を引用したオリジナルしおり(全4種・ランダム)が封入されています。






韓国や台湾など東アジア地域でも首位獲得
海外展開も伸長しており、2026年版は海外で1万部以上を売り上げました。特に東アジア地域での人気が高く、その半数を占める中国ではSNS「小紅書(シャオホンシュー)」でのライブコマースを契機に人気が急上昇しました。
海外書店からの注文は、発売前時点で前年の2倍を超えています。韓国の主要書店「教保文庫」では、発売から1か月未満の時点で昨年版の累計売上の1.7倍を販売し、日本書籍部門の週間ベストランキングで第1位を獲得しました。韓国では手書きや書き写しを楽しむ「ライティングヒップ」というトレンドも追い風となっています。さらに、台湾のジュンク堂書店台北明曜店およびジュンク堂書店ららぽーと台北南港店でも、日本書籍部門の週間ベストランキングで第1位を記録しています。
書籍データ
- タイトル:マイブック―2027年の記録―
- 著者名:大貫卓也/企画・デザイン
- 発売日:2026年9月28日
- 造本:文庫
- 定価:572円(税込)
- ISBN:978-4-10-120879-4
- URL:https://www.shinchosha.co.jp/book/120879/
- 特設サイトURL:https://www.shinchosha.co.jp/special/mybook/
本記事は新潮社の発表をもとに作成されています。
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