日本茶GI推進委員会が発表会を開催、有村架純さんが応援アンバサダーに就任
株式会社伊藤園(本社:東京都渋谷区、社長:本庄大介)などが参画する日本茶GI推進委員会は10月21日、東京都内で「日本茶の未来をつくる発表会~日本茶を、世界へ。未来へ。~」を開催しました。同委員会は7月の日本茶GI登録承認を契機として今後の活動方針を示す宣言を発表し、生産者や行政などの関係者によるパネルディスカッションを実施しました。また、認知拡大に向けて俳優の有村架純さんが「日本茶GI応援アンバサダー」に委嘱されました。
活動方針として「日本茶未来宣言2026」を発表

発表会の冒頭では、日本茶GI推進委員会委員長の鈴木貞美氏が「日本茶未来宣言2026」を発表しました。日本茶産業の発展と価値向上に向けた活動を推進するため、以下の4つの方針を掲げています。
- 日本茶GIの価値を、社会へ広げる
- 生産者とともに、持続可能な日本茶産業を育てる
- 世界へ、日本茶ブランドを発信する
- 幅広い世代へ、日本茶文化をつなぐ
来賓として登壇した農林水産副大臣の藤木眞也氏は、「日本茶」のGI登録をブランド発信に向けた大きな一歩と評価しました。需要拡大を持続的な成長につなげるための生産基盤強化と価値発信の重要性を強調し、農林水産省としても茶業の振興と茶文化の継承を支援していく考えを示しました。


産地と行政の関係者が日本茶産業の将来像を議論
パネルディスカッションでは、「世界で日本茶が求められる今、その追い風を日本の産地に還元し、未来へ向けた持続的な「日本茶の価値」へどう変えられるか」をテーマに意見交換が行われました。
日本貿易振興機構(JETRO)農林水産食品部 次長の飯島 隆 氏は、海外での評価や多様な茶種の広がりを踏まえ、GIを活用して真正性を担保しブランド価値を高めていく重要性を指摘しました。静岡県農業経営士協会茶部会 部会長の原間 秀樹 氏は、茶価上昇に伴う製茶機械や茶園への投資の動きに触れ、2030年に「日本茶」が世界共通語となるよう多様な需要に応える生産体制を維持したいと述べました。
農林水産省 大臣官房 生産振興審議官(兼農産局)の秋葉 一彦 氏は、生産者高齢化などの課題に対しスマート農業や新品種への改植支援を進める方針を語りました。鹿児島県 有限会社なべやま 代表の鍋山 勝幸 氏は、気候変動対策や人手不足といった課題を挙げ、本物の品質を追求してGIブランドの発展を支えたいと強調しました。日本茶業中央会 専務理事で同委員会委員長の鈴木 貞美 氏は、GIマークを共通の目印として信頼性とブランド価値の向上につなげたいとし、モデレーターを務めた㈱農林中金総合研究所 研究員の山本 裕二 氏は、輸出拡大を一過性にせず持続的な発展につなげる転換期の重要性を指摘しました。
有村架純さんがアンバサダー就任、哀川翔さんや勝俣州和さんも登壇
日本茶GI推進委員会会長(日本茶業中央会 会長)の上川陽子氏が登壇し、日本茶GIをオールジャパンの取り組みとして推進し、産地一体でブランド価値向上と世界発信を図る考えを示しました。



続いて行われた委嘱式では、有村架純さんが「日本茶GI応援アンバサダー」に就任し、「日本茶には人と人をつなぎ、日常を豊かにする魅力がある。これから多くの方に日本茶GIの価値や魅力を伝えていきたい」と意気込みを語りました。会場には「掛川茶PRアンバサダー」渡邉龍太郎氏、「かごしまchaガール」の森田茉莉花氏、「伊勢茶娘」の小川紗弥氏も登壇し、各地の取り組みやお茶の魅力を紹介しました。

さらに、「鹿児島お茶大使」を務める哀川翔さんと、「ふじのくに観光大使」「静岡市ふるさと納税応援大使」を務める勝俣州和さんも駆けつけました。哀川さんは「日本茶が持つ本物の価値をもっと多くの人に知ってもらいたい」と話し、勝俣さんは若い世代にも身近な形で魅力が広がるよう期待を寄せ、それぞれの日常におけるお茶との関わりについてトークを展開しました。

日本茶GI推進委員会の構成


日本茶GI推進委員会は、日本茶及び日本茶GIの普及・利用を促進し、国内茶産地・生産者を支えながら国内外における日本茶の価値向上と茶業全体の振興に寄与することを目的に、2026年8月27日に設立されました。
構成団体および企業は以下の通りです。
- 公益社団法人日本茶業中央会
- 日本茶輸出組合
- 全国茶生産団体連合会
- 全国茶商工業協同組合連合会
- 公益社団法人静岡県茶業会議所
- 公益社団法人京都府茶業会議所
- 公益社団法人鹿児島県茶業会議所
- 三重県茶業会議所
- 株式会社伊藤園
- サントリービバレッジ&フード株式会社
- 三井農林株式会社
- 鹿児島県経済農業協同組合連合会
- 共栄製茶株式会社
- 丸七製茶株式会社
- ハラダ製茶株式会社
本記事は株式会社伊藤園の発表をもとに作成しています。
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