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ritaが高専教員向け創業支援を開始へ 東京都事業に採択

東京都港区の株式会社ritaは、一般社団法人高専みらいデザインLabと連携して提案したプログラムが、東京都の令和8年度「多様な主体によるスタートアップ支援展開事業 TOKYO SUTEAM」の協定事業者に採択されたことを明らかにしました。これに伴い、全国の高専教員を対象とした研究の社会実装や創業を目指す伴走支援プログラム「KOSEN-BOOST」を立ち上げます。参加プロジェクトの募集は2026年10月より開始される予定です。

高専教員の起業に向けた「3つの壁」を打破する共同創業モデル

全国の高等専門学校(高専)には、環境・エネルギー・半導体などの分野でディープテックシーズを持つ教員が多数存在しています。一方で、学生やOB/OG、大学教員による起業が増加しているのに対し、高専教員自身による創業は多くありません。背景には、教員自身が企業代表になりにくい構造的な「ガバナンスの壁」、初期の実証開発資金が不足する「資金の壁」、ビジネスを牽引する経営人材に出会えない「人材の壁」があります。

こうした課題に対応するため、同プログラムでは「共同創業型インキュベーション」を展開します。教員が地方の研究室で技術開発に注力する一方、マッチングされた経営人材や経営を学んだ高専OB/OGが東京で経営を担う「役割分担型の共同実装チーム」を組織します。進捗に応じた実証開発費を提供することで、初期開発の「死の谷」の突破を後押しし、学生起業家が連鎖的に生まれるエコシステムの創出を目指すとしています。

実証資金の提供やマッチングなど多角的な支援を提供

採択された10件のプロジェクトには、以下のような多角的な伴走支援が用意されています。

  • 実証開発資金(PoC費)の提供:進捗マイルストーンの達成度に応じ、1件あたり50〜100万円の開発支援金を提供
  • 経営人材・企業とのマッチングイベント開催:全国各地でイベントを開催し、採択者の参加にかかる交通費も支給
  • 専門家によるハンズオンメンタリング:研究開発・産学連携・創業のプロフェッショナル、高専教員経験者、公認会計士、弁護士などが伴走
  • 成果発表ピッチ(デモデイ)の開催と出資機会の提供:2027年12月頃に投資家や事業会社向けの成果発表会を開催するほか、創業出資の準備も進行

募集対象は全国の高等専門学校に所属する教員で、チームでの応募も可能です。公募は2026年10月から先着順で随時採択が行われ、枠が埋まり次第終了となります。支援期間は2026年12月頃から2027年10月頃までを予定しています。

株式会社ritaの代表取締役であり、一般社団法人高専みらいデザインLabの代表理事を務める新潟 真也氏は、「高専教員という未開拓な領域から、東京発で世界を塗り替えるディープテック・スタートアップを連続的に創出し、強固なエコシステムを構築してまいります」とコメントしています。

参画団体の概要

  • 株式会社rita:全国の高専とネットワークを有する産学連携支援企業。独立行政法人国立高等専門学校機構と共同で「KOSEN CONNECT」を運営。(https://ritaverse.com/)
  • 一般社団法人高専みらいデザインLab:2026年3月に設立。全国の高専教員と企業が集い、高専のキャリア教育に取り組む。(https://kosenmirai-lab.or.jp/)

本記事は株式会社ritaの発表をもとに作成されました。

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